あまねき旋律

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監督 アヌシュカ・ミーナークシ イーシュワル・シュリクマール

インド東北部ナガランド州、ミャンマーとの国境付近、棚田が広がる地域。
これインド映画だよね、と確かめたくなる東アジア顔の人々、東アジアの農業、日本の昔の田舎にもたいそう近いものがある景色。

農作業するみんなが、歌いながら、それもきれいなハーモニーになっている歌を、響かせながら動いている。どこの国にも労働歌はあるだろう、それによって息を合わせて進めていける歌は、自然発生するものなのだろう。でもこんなハーモニーが自然につくことはとても珍しいのではないか。離れた場所にいて、私はここにいるよ、と知らせるだけの歌もあるという。言葉ではなく声として。そしてそれに返答する声。
田植えは、その列がそろってはいないが、大体昔の日本の手植えと同じようなもの。それが稲刈り後の作業となると、こりゃ見たことが無い。みんなで歌いながらダンスするように跳び跳ねながら、稲藁を踏みつけ蹴飛ばす。ゴミ飛ばしかな、大きなうちわであおぎながら同じようなことを繰り返す。出来上がった籾を、下に敷いていた布で包んで背中に担ぎ、またみんなで歌いながら長い坂道を運ぶ。
この人たちは痩せていても絶対に骨粗しょう症にはならないだろう。

もちろん、現代のことだから、大学に進学する若者もいる。科学者を目指していたりもする。スマホもある。

が、なんだか途中経過の道具の発達とか、が、無かったようなので、皆さんの人力でいろいろなことが運び、皆さんは力持ちで身体の使い方が上手。

ハーモニーが気持ち良くて眠くなりかけたりもするが、良きドキュメンタリー作品。あまねき旋律(しらべ と振り仮名)と言う日本語タイトルはどうなの?私には違和感があるぞ。

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