湾生いきものがたり

監督 林雅行

『心の故郷』に続く、日本統治時代の台湾に生まれて少年少女期を過ごし、戦後に日本に渡った人たちを描くドキュメンタリ-。今では80代、90代になっている彼ら。

今回の、印象的な言葉。『泥棒する人たちが日本人だということに驚いた』。戦後の混乱の中では人のものを盗らなければ生活が危うい人間がたくさんいただろう。そして、台湾にあっては支配階級だったことを、特に意識もせず生活していたであろう彼ら。ほとんどの日本で生活している日本人よりも豊かに暮らしていた彼ら。
植民地というのは、そういうことなのだ。
そして、その時代を懐かしみ、第二の、ではなく、故郷と偲ぶ彼ら。

中に子供のころから回文を作って遊んでいた、そしてそれが高じて逆回転させるとちゃんとした歌になる、という歌い方まで身に着けた、と言う女性が出てきたが、その人のことは珍しい人を紹介するTV番組で見たことがあって。ああ、と声が出てしまったよ。

なぜでしょう、こういう、日本だった時代の台湾にいた、台湾人、日本人を描く映画を、いつもとても面白いと感じるのは、と、今回思うものでありました。

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