国家が破産する日

http://kokka-hasan.com/
監督 チェ・グクヒ
出演 キム・ヘス ユ・アイン ホ・ジュノ チョ・ウジン ヴァン・サン・カッセル

経済成長が続いていた1997年韓国、韓国銀行の通貨政策チーム長ハン(キム・ヘス)は通貨危機を予測する。が、政府の対応は遅れる。
女性であるチーム長に対し、差別的対応をする財政局次官だが、ひそかに対策チームを作り、国家危機に乗じて自分たちの利益をもくろむ。
また、金融コンサルタントの男は大勝負に打って出る。

金融危機の中、自殺した中小企業経営者がたくさんいたという。危機の時こそ稼ぎ時、と大儲けした、目端が利くもしくはずる賢い人間たちもいたことを描く。

IMF経済危機、と言う言葉の記憶はあるが、そもそも国家が破綻するとは?と、経済問題にうとい私などなかなかわかりにくかったのではあるけれど。

2020年2月半ばの現在、コロナウィルス対策が遅れて、日本でも死者がでている。海外から、客船に閉じ込めた対策に批判が出て、やっと動き始めようかという状況。中国だからああなった、日本では大丈夫、ぐらいに思っていなかった?その当時の韓国も、タイではすでに起こっていたことだけれど、韓国は右上がりの成長を続けている、と言う認識だっただろう。

韓国映画を見るたびに、日本と違って政府批判的な骨太の姿勢をそこに見る。
いずれ後の世になって、世紀の馬鹿首相がいて、漢字が読めない、国会で自らヤジを飛ばして無駄に遅れさせる、国民の税金を個人で使う、などして国の評価を落としていった、と日本映画が作られるだろうか。

コメントをどうぞ

コメント(*必須)

CAPTCHA


*