再会の奈良

https://saikainonara.com/
監督 ポン・フェイ鹏飞
エグゼクティブプロデューサー 河瀨直美 ジア・ジャンクー贾樟柯
出演 イン・ズー英泽 ウー・イェンシュー吴彦姝 國村隼 永瀬正敏 秋山真太郎

まず、太平洋戦争が終わり、中国残留孤児ということが起こる事情が、アニメであらわされる。

奈良の居酒屋。客の男が店で働く娘に声をかける。「言葉が少し違うようだけどどこの人?」「日本人ですよ」
日中混血で中国生まれのシャオザー=清水初美を頼って中国から陳おばあちゃんがやって来る。中国残留孤児の養女、麗華が日本に帰ったのだが、この数年連絡が途絶えたので、なんとか捜したいと。
居酒屋で声をかけてきた男は、元警察官だった。ふとした出会いから、3人であちこち歩きまわって消息を探ることになる。

日本語がわからないおばあちゃんが、肉屋で買い物をしようとする。メエエ と、鳴き声を示しているのだと気づいた肉屋の店主と、鳴き声でのやり取りするおかしなシーン、店主役は監督だったそうだ。結局羊肉は売っていなかった。
フィルム式のカメラを持ってあちこち撮影していたおばあちゃん、公園で子どもたちを写したりしていたが、シャオザーが気付く、肝心のフィルムが入っていなかった。
など、チラチラ笑いを誘いつつ。そうそう、音楽を担当している鈴木慶一サンもひょこっと顔を見せる。

監督は北京生まれだけれど、パリの映画学校を卒業、台湾のツァイ・ミンリャン蔡明亮の助監督、韓国のホン・サンズ監督作品のアシスタントプロデューサーなど経験しているそうだ。で、この映画のエグゼクティブプロデューサーとして贾樟柯監督が参加している、のだから、観終ったあとで、ん?どうだったんだ?と思った人もいるよな、という、表現になっている。

テレサ・テンの歌声で、Goodby My Loveが流れる。アン・ルイスの。
おばあちゃん役の吴彦姝さん、「花椒の味」にも出ていたし、よく見かけるお顔。
中国残留孤児という存在を、知らない人も多くなったのだろうなあ。あ、時は2005年ということになってます。

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