月とコーヒー

著者 吉田篤弘
出版社 徳間書店

あとがきに 一日の終わりの寝しなに読んでいただく短いお話を書きました とあって、本当に一日の終わりの寝しなに本を読むのが子どもの頃からの習慣の人間には、ぴったりの本。短い、きちんと着地しない、ふわっと終わる物語の連続。まあ、ヘンなお話。
装丁、挿絵がとても良いなあと思ったら、グラフィックデザイナーでもある著者だった。クラフト・エヴィング商會名義で吉田篤弘・吉田浩美の二人のユニットを組み、実在しない書物や雑貨などを手作りで作成し、その写真に短い物語風の文章を添える、という形式の書物をいくつか出版している って、へ?ですが、存じませんで失礼。
三人の年老いた泥棒の話、絵の中の星だけを盗み出して…と言う話とか、青いインクの連作とか、私は好きだけれど、あなたは?

タイトルは見覚えがある、ぐらいで読み始め、この作者の著書をまた読みたいと思っています。

コメント (2)

atcon2022年7月13日(水曜日) at 9:16 AM

面白そう!今読んでいる本を読み終わったら、図書館に予約したい。

あある2022年8月22日(月曜日) at 9:06 AM

8月も後半、今頃気付きました。
図書館かー、行かないなあ。センテラスもまだ覗いてない。

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