さよならドビュッシー

さよならドビュッシー著者 中山七里

宝島社文庫

2009年、このミステリーがすごい!大賞作品だそうだ。全く知らなかった。この作家の性別もわからないので調べたぐらいである。男性。

ピアニスト志望の少女がレッスンしている。従姉妹の少女も一緒に。従姉妹はインドネシア育ち、災害で両親が亡くなり、日本に滞在している。

彼女たちの祖父は富豪の実業家だ。

火事が起こる。祖父と従姉妹が亡くなり、高校の音楽科に入学したばかりの遥は全身火傷を負うが、なんとか命が助かり、顔は元通りになった。が。

祖父の遺言で、遥が遺産を相続するためにはどうしてもピアニストの道を目指さなくてはならない。そこへ天才的ピアニスト岬洋介が現れ、遥へのレッスンを申し出る。そしてスポ根レッスンが始まる。

クラシック音楽には疎いし楽器も弾けない私なので、細かいレッスンの表現のことがわからないのが残念だ。ドビュッシーは好きだから、その曲ぐらいはわかってまだよかった。

次々に、命を狙われる事件が起こり。当然それは莫大な遺産に絡むものと思われ。

絵に描いたようなどんでん返し。

ライトノベル?少女漫画の原作チックではありますが、岬洋介探偵物をもう一つ読んでみたいと思っています。映画になっていることも勿論知らなかった。利重剛監督、橋本愛主演だって。それ、見たい。

 

 

コメント (2)

atcon2015年1月13日(火曜日) at 2:28 PM

年末だったか年始だったか、それすらもう忘れちゃったのだけど、TVの深夜映画を録画していて観ました。
岬洋介のピアノがすごくて、吹き替えじゃないみたいだし、なんだこの人は、誰?って驚いて検索してみたら、岬洋介役の清塚信也という俳優さんは、本物のピアニストでした。
『のだめカンタービレ』で、玉木宏のピアノ演奏シーンの吹き替えなんかやってたりするらしいです。
演奏シーンが素敵でした。そこだけでも観る価値のある映画だと思います。
岬洋介探偵シリーズも読んでみようかなって気になっています。

aar2015年1月13日(火曜日) at 5:08 PM

そうそう、ピアニストが本物だって私もネットで知ったのです。そうか、やってたのか。
年始?に録画した「天のしずく 辰巳芳子いのちのスープ」の最初だけ見て、叱られてるような気になって部屋の片づけを始め、それから見ていないんだけど。

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