さよなら、シリアルキラー

さよならシリアルキラー著者 バリー・ライガ
創元推理文庫

ジャズは高校三年生、連続殺人犯の息子として生まれ、その後継ぎとなるべく父親から英才教育を受けて育った。
が。

父親が捕まった。ある日、指を切り取られた女性の死体が発見される。ジャズはそれを、連続殺人事件の始まりだと確信し、父親を捕まえた保安官に訴える。なぜそう思うか?だって父親から殺人鬼となるべく教えられた身には、わかるから。

とんでもない設定だ。その上、曖昧な夢のような記憶のかけらが付きまとい、もしかしたら自分の母親を自分が殺したのかもしれないと思っている男の子。だけど。

自ら犯人を捕まえようとする。親友ハウイー、黒人である恋人コニーと共に(この二人素敵)。

あなたがドン・ウィンズロウの『ストリート・キッズ』シリーズのファンなら絶対好きになると思う。青春小説。3部作だそうで、2作目の「殺人者たちの王」早く読みたい!

 

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