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  • 「通畠義信・朋子二人展ー彫刻と絵ー」行ってきました!
  • 「通畠義信・朋子二人展ー彫刻と絵ー」行ってきました!

    22日、「通畠義信・朋子二人展ー彫刻と絵ー」に行ってきました。
    鉄の作家、通畠義信さん(T/義信さん)は鉄を使った作品と石の彫刻作品を出品。版画家の朋子さん(T/朋子さん)は今回、「西脇市サムホール大賞展」に出品した紙素材の立体作品9点と鉛筆画2点を展示。
    異素材の立体作品の数々が見事に融合して、とても見応えある空間をつくりあげていました。

    まずは、ギャラリーを入って真正面、T/義信さんの舟シリーズの新作『Shelter boat』 。どの角度から見ても美しい存在感のあるフォルムに圧倒されます。

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    上: 『Shelter boat』  彫刻・鉄 ¥270,000

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    上左:『長い虫』 彫刻・鉄 ¥50,000   上右:『漂泊』 彫刻・鉄 ¥20,000

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    上左:『舌の孤独』 彫刻・石 ¥220,000  上右:『人差し指の孤独』 彫刻・石 ¥180,000

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    上: 『峡谷』 彫刻・石 ¥150,000

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    上: 『停車場-虫-の孤独』 彫刻・鉄・石 ¥40,000

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    上左: 『ベイビースフインクス』 彫刻・石 ¥25,000
    上右: 『夢の街が見える丘の上の彫刻』 アクリル画15号 ¥150,000

    T/義信さんの鉄の特徴として「サビ」があると、私は考えているのですが、T/義信さんもよく「鉄の作品を錆びさせるのは何故ですか?」と聞かれるそうです。そんな時、「答えるのが面倒で、仕上げが面倒だから、って言ってしまうけど、実はサビ仕上げの方が手間がかかるんですよ。今回制作した『Shelter boat』は、サビ仕上げがうまくいった作品」と話していました。
    答えるのが面倒で、というのは彼流の照れに違いないのですが、『Shelter boat』は薄い鉄板を溶接していき、大きくて軽い舟の形になった作品。
    風化させてサビの様子を見ながら、またはいろんな技法でもってサビを早めたりしながら、風化という「時間」を作品の中に取り込んでいる。それがT/義信さんの作品の大きな魅力でもありますね。

    さて、ここからはT/朋子さんの作品をご紹介します。
    版画をベースにコラージュした立体作品は、「西脇市サムホール大賞展」に出品したものです。

    01昨年は「第10回西脇市サムホール大賞展」大賞受賞。という快挙をなし遂げました。
    美術館買い上げとなった受賞作品の他に2点、既に売れてしまった出品作品もあり、今回9点の作品展示になりました。

    西脇市サムホール大賞展は一人3点まで出品できるので、常に3点の作品を同時進行で制作していたそうです。
    3点には共通のテーマがあるものの、イメージや手法はそれぞれ異なっています。
    「作品を作る上で自分で作品をコントロールしているようでコントロールされていない部分を、自分自身が楽しみながら制作していた」とギャラリートークで語っていましたよ。

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    上:『カクティダンスⅠ』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『虹色製造工場』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『カクティダンスⅢ』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『夢屑旅行』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『メビウスの従姉妹』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『カクティダンスⅡ』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『ミルキーウェイ氾濫』 ミクストメディア ¥50,000

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    上:『誕生Ⅲ』 ミクストメディア ¥50,000

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    上左:『誕生Ⅱ』 ミクストメディア ¥50,000  上右:側面

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    上左:『花たちの名前』 色鉛筆画 ¥10,000   上右:『赤い言葉』 色鉛筆画 ¥8,000

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    『コサージュ』 布シーチング

    T/朋子さんは、「特に版画にこだわらず、その時その時の自分の想いを形にしていきたい」と言い、「今は版画から他の手法に移るかもしれない」との考えもあるそうで、今後どのような作品が生まれるか、私も楽しみに見ていきたいと思っています。

    最後にギャラリーオーナーから「今後の抱負」を尋ねられたお二人。
    T/朋子さんが、「作品をずっと作り続けていく。やめることは全く考えていない。きっと死ぬまで作品づくりを続けていくと思います。」と話すと、T/義信さんが、「妻に同じ。やめる時は自分がダメになったときさ。ハハ(笑)」とこれまた照れくさそうに。

    後日、T/朋子さんに、「扱う素材は鉄と紙と全く異なるけど、夫婦で同じ方向を見ているって素敵ね」と私が言うと、「異素材とは言えない」と意外な答えが返ってきました。
    銅版画は紙にプレスするまでは、ずっと銅板に向かい合う作業になるので、実は「金属つながり」のお二人でした。

    12月1日まで開催しています。ぜひギャラリーに足を運んでいただき、作品をご覧ください。

     2015年11月20日(金)~12月1日(火) (木曜日は休みです)

    11:00~17:30 (最終日:16:00)

    ギャラリーセージ/http://www.gallerysage.jp/
    〒890-0041  鹿児島市城西2丁目10-22
    TEL 099-210-5802

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