「自転車にのるクラリモンド」石原 吉郎

今日、車で移動中カーラジオから、懐かしい曲が流れてきました。
シルヴィ・バルタンの「アイドルを探せ」、フランス・ギャルの「涙のシャンソン日記」、ミッシェル・ポルナレフの「シェリーに口づけ」などなど、そのほか数曲。
1960年代に日本でヒットしたフレンチ・ポップスを特集した番組のようです。

1960年代は身近なアジアよりも遠い欧米の曲が主流で、いつもどこかで洋楽を聴いていた遠い記憶があります。量的にはアメリカンポップスの方が多かったかもしれませんが、シルヴィ・バルタンやフランス・ギャルの歌を聴き、フランスはおしゃれでかわいい、というイメージを子供心に刷り込まれたような気がします。
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懐かしい歌声を聴いて懐かしい気分にひたっていたら、唐突に、昔気に入っていた詩を一つ思い出しました。
石原吉郎さんの「自転車にのるクラリモンド」という詩です。
フランスとは何のつながりもありませんが。

自転車にのるクラリモンド

石原吉郎

自転車にのるクラリモンドよ
目をつぶれ
自転車にのるクラリモンドの
肩にのる白い記憶よ
目をつぶれ
クラリモンドの肩のうえの
記憶のなかのクラリモンドよ
目をつぶれ

目をつぶれ
シャワーのような
記憶のなかの
赤とみどりの
とんぼがえり
顔には耳が
手には指が
町には記憶が
ママレードには愛が

そうして目をつぶった
ものがたりがはじまった

自転車にのるクラリモンドの
自転車のうえのクラリモンド
幸福なクラリモンドの
幸福のなかのクラリモンド

そうして目をつぶった
ものがたりがはじまった
町には空が
空にはリボンが
リボンの下には
クラリモンドが

「京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く」Peace Philosophy Centreは必見

「京都大学原子炉実験所 小出裕章氏に聞く」
※ustreamの動画はhttp://www.ustream.tv/recorded/13897618をご覧ください。(サイズが大き過ぎるのか、ページが開きにくくなるので、ここに掲載する事は諦めました…。)

4月12日に福島第1原子力発電所の事故は、深刻度を示す国際基準で最悪の「レベル7」に引き上げられました。
それを受けて「ええっつ!そんなに酷いことになっているの?」なんて驚くような人は、まあ、いなかったのではないでしょうか。もうすでに取り返しのつかない状況になっていることは、誰の目にも明らかだと思います。

状況が悪化するほどに、これ以上煽るようなことを言ってパニックを起こしてはいけない、という働きかけでもあるのか、テレビで「セシウムは筋肉に集まりやすく、筋肉はがんにならないので心配することはない」などと言い出す専門家(?)も現れて、そのことに私は驚きました。

パニックにならないためには、そんなお気楽な気休めは要らないから、ごまかしのない情報が欲しいと思います。これから日本国民が(日本以外の国々も)背負っていかなければいけないリスクを知っておきたい。
それにしても、放射性物質が桜島の灰のように目に見えるものだったら、まだ救われるんだけどと思いますね。目に見えないものは、無いことにしたいのが人情というものだから。

「Peace Philosophy Centre 」の4月13日の記事≪「原発必要神話」を打ち崩す—「真夏の3日、午後の数時間」のためだけに原発という危険をかかえるのは馬鹿げている≫は必見です。
原発なしでやっていける、と気休めでない希望を持てます。

「ここがウィネトカなら、きみはジュデイ」大森望編

kokoga出版社: 早川書房 (2010/9/22)
内容(Amazon.co.jp「BOOK」データベースより)

男はいつもと違う色の天井の下で目覚めた。ここはウィネトカか?それとも…。人生を飛び飛びに生きる男女の奇妙な愛を描いた、SF史上に残る恋愛時間SFの表題作。ヒューゴー賞/ネビュラ賞/星雲賞の三冠を獲得した、テッド・チャンのアラビアン・ナイトとハードSFを融合させた書籍初収録作、時間に囚われた究極の愛の形を描いたプリーストの名作ほか、永遠の叙情を残す傑作全13篇を収めた時間SFのショウケース。

『ここがウィネトカなら、きみはジュデイ』、謎めいたタイトルに惹かれました。
時間をテーマにした、13人の作家によるバラエティに富んだ短編集です。

過去の自分に会ったり、未来に飛んだり、人生を13歳からやり直したり、時間が伸びたり縮んだり、時間のループに永遠に閉じ込められたり。
「科学的根拠のない、現実にはありえない空想物語」と言いたいところだけど、でもまあ、考えてみると時間について私はどれだけ知っているだろう。
本当に時間は過去から未来に連続する一本のラインとして存在するのか。
それとも分岐された無数の別時間、パラレルワールドが存在するのか。
今この瞬間以外の時間が、どこかに保存されていたりしないだろうか。
そもそも何故時間というものがあるのか。
誰か教えてください、時間の正体を。

「竹取物語」の時代、月に帰る姫の話は荒唐無稽な空想物語に過ぎなかったはず。だけど、20世紀には本当に人が月に行ってきました。
人類が火星に移住するという計画も今はちょっと突飛な話に聞こえるけれど、そのうち銀河系が通勤圏内になるかもしれない。
幻想や妄想や空想が混然とした「世にも奇妙な物語」に思える゛時間SF”も、いつか時間の正体が解き明かされ、科学的根拠に裏付けられる時がくるかも知れません。
遠い遠い未来には、もしかしたら、人生を好きな年齢からやり直すことができるかも、なんて。

かわいい動画見つけました。「こぶたの明日」

「こぶたの明日」

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楽しいですね。音楽が耳に残ります。

NHKミニミニ映像大賞」を受賞したストップモーション・アニメーション作品です。
作者のサイト「e-お弁当作っちゃいました!テレビ」に、楽しいお弁当アニメがいろいろ掲載されています。また、お弁当の作り方ビデオもありますよ。
(追記:アニメページは開くのにかなり時間が掛かります。)

同じ作者による「e-お弁当作っちゃいました!」というサイトには、とてもかわいい“お絵かきお弁当(オリジナルキャラのキャラ弁)”がいっぱい。
これ、ホントに食べちゃうんでしょうか。

こんな可愛くて手の込んだお弁当、一度も作ったことなかったなあ。(今更ですが・・・)

ソーシャル・ネットワーク

一昨日、映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。面白かったです。エンディングクレジットさえ最後まで観ました。
ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグが大学生同士の交流サイトを立ち上げ、それが世界最大のSNSとなっていった、「Facebook」誕生のドラマです。

Facebook(フェイスブック)は、Facebook, Inc.の提供する、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)である。2004年にアメリカ合衆国の学生向けにサービスを開始した。当初は学生のみに限定していたが、2006年9月26日以降は一般にも開放された。日本語版は2008年に公開。13歳以上であれば無料で参加できる。
公開後、急速にユーザー数を増やし、2010年にサイトのアクセス数がgoogleを抜いたとして話題になった。2011年現在、世界中に5億人を超えるユーザーを持つ世界最大のSNSになった。そのうち日本国内のユーザー数は約180万人。(ウィキペディアより)

ノーベル賞を受賞したある科学者が言っていました。
「人の感情はたいてい、一時的なその場限りのものだ。ただ二つの感情を除いては。」その二つが『復讐』と『嫉妬』。
『復讐』と『嫉妬』という感情は、他の感情よりも長く続き、人を突き動かす大きなエネルギーになると言います。

天才と呼ばれる人には『復讐』と『嫉妬』がよく似合います。むしろ不可欠な要素じゃないかと、私は思うことがあります。
マーク・ザッカーバーグも、侮辱を受けたら必ず仕返しをし、一番の親友にさえ嫉妬をして・・・この二つの感情を原動力に、天才的なプログラミング能力を発揮して、「2010年、世界で最も若い億万長者第1位」になるまでに至ったのではないかと思えるドラマでした。

フェイスブックの若きCEO マーク・ザッカーバーグ

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映画公開以来、フェイスブックのユーザーはますます増え続けているそうですが、私が観た映画館では300席余りある部屋に観客は私を含めて4人だけ。平日夜の映画館ってこんなものなんでしょうか。プライベートシアターみたいで、贅沢な気分を味わうことはできましたが、世界に5億人以上のユーザーと4人の観客。すごいギャップですね。

それはさておき、フェイスブックのように、自分の顔写真や個人情報を公開するようなサイトが受け入れられる現象は、私には不思議に思えます。ネットにそんな個人情報を流して大丈夫なの?と思ったりするんですが、昨日の「日本経済新聞>BPニュースセレクト」にそんな疑問に答えるような記事が載っていました。

Facebookの何がそんなにすごいのか」(日本経済新聞)

この記事では顔を出し実名で登録するからこそ安心だ、とあります。
確かに顔にモザイクのかかった人同士の集まりでは、お互いを信用するのは難しいでしょう。
信用を得るにはまず正直な自己紹介をするのは当然と言えるかも知れません。
それに、個人情報保護時代だから、逆に他人のプライバシーを知りたいって欲求も高まっているのかも知れません。

Facebookの何がそんなにすごいのか」を続けて読んでみると
「Facebookのユーザーは18歳~34歳が全体の70%を占めている。メインユーザーは若いビジネスマン」と分析しています。
あまりシニアには受けてないようですね。そこがねらい目とばかりに、最近は日本でも定年退職後のシニアや、介護世代の人などをターゲットとしたSNSも登場し、ビジネスとして成功しているサイトもあるそうです。
「無縁社会」と言われる現実があるからこそ、どこかで誰かと繋がっていたい。それは老いも若きも同じなのだと思います。