その後のベーグルの行方を心配の方もいらしたかもしれませんね。…どうかな?ついでに、NYでの食糧事情もご報告。
ベーグルの行き先はゴミ箱とあいなったわけです。実に残念。メトロポリタン美術館内に「クローク・ルーム」というのがあって上着と荷物を預かっているのが見えたんですが、さすがに食べ物は預かれないんでしょう。コインロッカーがあればね。どこかの美術館みたいに。
生来パン好きの私は、何の心配もなく旅立ったわけですが、長時間飛行での機内食、時差などで食欲はすっかり失せてしまいました。到着日は、お店を探す元気もなくホテルの1階のレストランに入り、スパゲッティとサラダを注文(なるだけプレーンなもの)したつもりだったのですが、出されたこれが、食えない!香辛料がきついし、面が平たく(ラザニア?)フォークでなかなか引き剥がせない…そんなバカな。Tは無理に食べても食べきれぬ量のスパゲッティにため息混じりに「出ようか…」。大盛りサラダはお持ち帰り。でも、ドレッシングも例の香辛料臭いので使わない。スパゲッティ2品とサラダで50ドル!!!後の3日間は日干しだよ。
後はこれを教訓として、カフェテリア、セルフのお店。Tはビールがなかなか手に入らず、(街中には自販機、スーパーなどなく)やっと2~3ブロックごとの角にある雑貨屋に、結構日常品がそろっている事を発見。ここで皆さんよく買い求めているみたい。
パン好きだけどハンバーガーは食べれない私。マグドのチキンバーガーを前に、胃が「プルル」と震える。世間が寝静まった真夜中2時にパタッと目が覚め(これ滞在中ずっと続く)睡眠中の胃に気付かれないように、バーガーを少しずつ食す。
中日を過ぎた頃、Tが何気に立ち寄った中華のお店。これが良かった。味は薄味、コッテリ見えるメニューも軽め。魚のフライはかなり固いが、白飯もある!材料はかなりチープなものばかりだけど、調理が本物だ。中国人らしき主人と従業員。これで2日間ホテルに持ち帰っては助かった。こんなに、日本食が身にしみ込んでいるとは…日本人だったのねー。
「ホテルの部屋の窓辺のコーナー」
Tの喫煙、ビールの憩いの場…ビールは?
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