詩人の恋

監督・脚本 キム・ヤンヒ
出演 ヤン・イクチュン チョン・ヘジン チョン・ガラム

看板に偽りあるような無いような無いような有るような、このタイトル。
舞台は済州島、職業・詩人 の、見た目冴えない男。ねえ、日本だと、詩人という職業で生活している人と言えば谷川俊太郎さん以外に思いつかないんだけど、韓国ではそうでもないの?という疑問を抱きつつ、時々クスッと笑いながら観る。その、詩が・・・微妙なんですけど、私から見ると、の話ですが。中原中也の時代か、と。

生活を支えるのは妻です。やっぱり。その妻が子供を欲しがり、妊活。詩人の精子が乏しいことがわかる。詩もスランプ。の、中、ぶち当たったようにドーナツ屋で働く青年を知る。ぶち当たり方がね、トイレの個室でもつれ合ってる男女を目撃、という、カタチなのさ。あれ?俺この男?女?いや、元から顔知ってるこのきれいな男の姿に興奮したのか?と、なる詩人。
その後、青年の恵まれない家庭環境を知り、なにかと手を貸すようになる詩人。

そりゃあね、形而上的な言語を操る詩人は現実社会をたくましく生きる妻との関係にずれを感じるでしょうよ、乏精子症という自分の身体的問題にもグラリと来たでしょう、妊活に励む妻から逃げたくもなることはあるでしょう。で、より弱い者を守りたくなる方へ、心が動くのですね。

で、それは恋なのか?そもそも詩人のくせにあんまり恋しないで結婚しちゃったらしいのがおかしくないかあ?
女性監督だから、ちょっと女性に対して意地悪な感じもあり、そうは言っても生活を担うのは大変なんだし。稼いでもいないのに詩人そんな・・・おーい。

コメディー粉まぶしの大人のおとぎ話仕立てな映画でした。

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