侍タイムスリッパ-
監督 安田淳一
出演 山口馬木也 冨家ノリマサ
“カメラを止めるな”の再来、的な評判を目にして。
幕末、会津藩士が長州藩士と刀で戦っていた、突然の雨、落雷。気が付いた時、その場所は京都時代劇撮影所。トンチンカンな下っ端役者かエキストラと間違えられ、訳も分からず歩いていると、ポスターに幕末から140年、との文字が!
なんだかんだ都合よく寺の住職に拾われ、記憶喪失男として保護される。そして、殺陣師に入門し、撮影所で斬られ役として生きていくこととなる。
心配無用之介なる役の主演俳優が出てくるんだけどさ、これ、加藤雅也にオファーしてた、でもスケジュールが合わず・・・と、言うことだったそうな。本人も残念がっていたそうな。私も残念。殺陣師の役は福本清三さんを予定していたのだけど脚本完成前に亡くなられたと。
名前を知ってる俳優さんは、あと寺の住職の奥さん役の紅萬子さんぐらい、自主製作映画なのに、その時代劇愛が共感を呼び、東映京都撮影所が全面協力。
まあ、笑いましたよ。カメ止めほどか、というと私としてはそこまででは…。同じ時に雷に打たれたのに、数十年とか数年とか時間がずれてタイムスリップする、ことがありうる、という発想がこの映画の根幹かな。
そう思うのは、長く生きてるからか?なんか、斬新な映像もありつつ、テーマは普遍的な…