憑依
監督 キム・ソンシク
出演 カン・ドンウォン ホ・ジュノ イ・ソム
胡散臭い祈祷師コンビが、依頼によって悪霊払いをするところから始まる。何かと効果担当する助手がいる。え?と思うのは、祈祷師チョン博士(カン・ドンウォン)が鈴を手にして、鳴らすようなしぐさをすること。鳴らないが。
また別の依頼があり、どこか地方のさびれた気配のところに住む姉妹を訪ねる。妹に悪霊が憑いているいるという。いつもの儀式に入ろうとして、鈴を振ると、音が鳴る。実は博士は高名な祈祷師の末裔で、手にしている鈴は、本物の悪霊に対する時のみ鳴るのだ。ただし、彼には例は見えない。依頼した姉の方には霊の姿が見える。欠けた剣と鈴という呪具を手に、妹に憑依している悪鬼と戦うことになる博士たち。
別の呪術師によって降臨する天女?女神?のお姿、なんだなんだ?憑依というタイトルに間違いは無いのだが、だいぶ初めの方から笑える。グエムル(姉がちょっとペ・ドゥナに似てて)とか陰陽師とかインディ・ジョーンズとか魔術師物のアニメあれこれとか、いろいろ思い起こされる。
カン・ドンウォンを初めて観たのは何だったのか、思い出せない。ドラマだったはず。映画は?デュエリストしか観てないんだっけ?私。是枝監督の『ベイビー・ブローカー』見そびれたし。カン・ドンウォンだ、観るぞ!と思ったのに。そしてお見掛けしなかったこの年月の間に、なんだかニノに似てる感、ずいぶん長身の。
私には充分楽しめた。何かを連想させてもやっぱり韓国のホラーだし。どうやらシリーズ化するんじゃないの?という気配、そりゃそうなったらまた観ますよ。
調べたことがすべて記憶に残るものなら…。今朝の新聞で、高校入試に、まさに茨木のり…