探偵小説には向かない探偵
著者 王谷晶
集英社オレンジ文庫
“女には向かない職業”ってPDジェイムスの探偵小説、そこからのタイトルでしょうね。『ババヤガの夜』の王谷晶による10年ぐらい前の作品。ミステリーには向かない と読ませている。
名探偵と呼ばれた祖父・鳴子月彩が1951年に設立した探偵事務所、を、再開させた鳴子佳生(よしみ)24歳。警察を1か月で退職した履歴を持つ、衣装道楽の探偵。が出会う男、長身で美男だがとんでもなく浮世離れしている絽爛、実は19歳。人探しを頼んでくる。
で、周りにはおばあちゃんの原宿こと巣鴨の地蔵通り商店街から横町に入ったあたりの、個性豊かなおっちゃんや婆さんたち。
まああり得ない設定、ライトノベル風の、サクサク読めるお話。作りは粗いけど、このコンビ、絶対続き物だろう、3作ぐらいは有りそう、と思ったがこれ一作。どうやら当時思いのほか売れなかったらしい。で、去年のダガー賞受賞で第二刷、恭喜恭喜。映像化に向きそう。誰が演じる?ってのがちょっと難しいけれど、テレビドラマ、映画、アニメでも良い。王谷晶の作品を組み合わせた世界を脚本化するのも良いと思う。
中に出てくる中国語のルビがちょっと違うんだけど許そう。










もうあの爬虫類系の顔を見るのも嫌になって、これではいけないと思うものの。どうして…