済州島四・三事件 ハラン
監督 ハ・ミョンミ
出演 キム・ヒャンギ キム・ミンチェ
光州事件と違い、1948年の済州島で起こったというこの事件については何も知らなかった。1945年の日本の敗戦により、植民地ではない自国を取り戻し、自由を得たはずの国で。北側をソ連が、南側をアメリカ軍が統治している時代。外国支配に反発する人々がいた。それが共産主義に傾倒するものだったかは映画の中でははっきりと描かれていない。が、韓国政府は済州島海岸線から5キロ以上離れた地域を敵性区域とし、許可無く出入りする者を射殺する、と布告。赤狩りである。追う韓国軍側は、何もわからない老人子どもまで皆殺しにする残酷さだが、ゲリラ側も理想の言葉を口にしながらもそのボスがまあひどい。
老人や子どもにまでは残虐なことはしない、と信じ、成年男女が山奥へ逃げる。が、里に残った者たちはみな殺された。幼い女の子一人が生き残り、母を追いかける。そのことを知った母は、仲間と別れて子どもを探しに山を下り始める。
運良くまた出会う二人だが、子は口がきけなくなっている。
ひとりを殺すと犯罪者、大量の人間を国家の主張のもとに殺すことは正義。
ラスト近くに、まだ漢字も使われていた時代の韓国で“暴徒”と書かれた書類、続いて銃の音。それに続いて無数と思えるような同じ形のお墓。
1954年まで続いたというその四・三事件の殺戮の状況が公にされたのは、2010年代に入ってからだと言う。










ここを読んで、改めて調べてみると、隣国なのに知らないことが多いです。
韓国の市民は何度も命がけの抵抗運動をしてきているんですね。
そして、今日5月18日は光州事件のあった日。
あ、検索に夢中になって、日付が変わってしまったようです。
日本人も命かけの抵抗をしなければならない、そんな未来がこないとも限らないよね。
対馬には海に捨てられた死体がたくさん流れ着き、対馬のお寺で供養されている、とか、海を渡って逃げてきた人たちの町が大阪にはあるとか、その人たちの子孫が演劇関係には結構いるとか。
台湾と中国も、1945年以降も戦争していたこととか、近い国のことを知らないよね。