SMOKE(デジタルリマスター版)

監督 ウェイン・ワン
出演 ウィリアム・ハート ハーヴェイ・カイテル

1995年作品。
まだビデオテープの時代にレンタルで観たのだったが、原作がポール・オースターだったことも監督も、ハーヴェイ・カイテルが出てたことも覚えているのに、ストーリーを全く覚えていなかった。好きな作品だった印象は記憶にあるのに。ひどいことに、ウィリアム・ハートが出てたことすら忘れていた。

1990年のブルックリン、毎日同じ場所を写真に撮っているタバコ屋の店主オーギー、妊娠していた妻を事故で亡くして以来書けなくなった作家ポール。
オーギーの昔の恋人が現れることから進むストーリー、ぼんやり歩いていたポールを事故寸前のところで救った黒人少年ラシードとの出会いから広がるストーリー。
タバコ屋を中心にそれぞれの生活が関わり合い、過去と向き合い、そして終わりに向かうとしみじみ、という作品。

ポール役ウィリアム・ハートも、オーギーのハーヴェイ・カイテルも、この頃一番素敵だったんじゃないか、と、思ったのだけどまあそれは違うご意見もあるか。名優二人が、なんか力の抜けたとてもいい存在。

ハーヴェイ・カイテルって地味な作品によく出ているなあと思っていたのだけど、どうやらハリウッドで干されていた時期があったらしい。

ラシード(と名乗っている)少年と、その父親役のフォレスト・ウィテカーの実年齢は2歳しか違わないんだって!

充分大人になった年代の人が、クリスマスに観るのにお薦めの映画。

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