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キム・ジウン監督
出演 イ・ビョンホン チェ・ミンシク
韓国映画のえげつない暴力シーンは見慣れているつもりだったが。
やくざの暴力・切った貼ったの血は見慣れていた、が、変質者の暴力・切り刻みというのは話が別なのだった。
まあとにかく、これをTVサイズで見る気には、全くならない、だろう。
チェ・ミンシクという俳優は、たとえば『オールドボーイ』とか、変な役をやっている事が多い。
イ・ビョンホンは、このところ妙な役ばかりやってないかい?甘い人生、グッド・バッド・ウィアード、アイカムウイズザレイン…。
ま、甘い人生、グッド・バッド・ウィアードはこの監督の作品なので。
恋人が惨殺される。国家情報院捜査官の主人公スヒョンは休職し、犯人探しを始める。
シリアルキラーのギョンチョルを探し出す。痛めつけ、GPS入りのカプセルを飲ませて、逃がし、また追い詰める。
ちょっと昔の香港映画でも、30回ぐらい死んでるぞ、と思われるのにまた起き上がって生き続けることがよくあるのだが、このギョンチョルも死なない。死なない程度に痛めつけてるったって、細菌感染するやろお、そーの汚い環境なら。
怪物だから感染症も逃げるらしい。
ゴローちゃんご推奨の作品だと聞いて、見たのだが。ホラーもサイコサスペンスもましてやスプラッタなんて絶対見ないのに、スプラッタ・ホラー・サイコ・サスペンスでしたぜ。
イ・ビョンホン以外の誰がこの役をやれるか?だれも思いつかない。
が、演技賞だったらチェ・ミンシクの方か。あーえげつない。
どなたさまにもお勧めしません。スプラッタやサイコサスペンスフリークの方、どうぞ。韓流ファンのおばさまがた間違って見た人も多いでしょう。
見るべきものが無いという意味ではありません。ゴローちゃんの評価ももっともです。
それにしても、『親切なクムジャさん』とかでもそうだけど、韓国の歴史的な問題でしょうか?何百年も積み重なった抑圧感のなせる技でしょうか?このえげつなさは。
“ベルセルク”などの日本のマンガの影響か?と書いていた人がいた。なるほど。