MOVIE+BOOK - 墨攻               

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墨攻 

http://www.bokkou.jp/
監督 ジェイコブ・チャン張之亮
撮影監督 坂本善尚
音楽 川合憲次
出演 アンディ・ラウ劉徳華(香港) アン・ソンギ安聖基(韓国) 王志文(中国) 呉奇隆(台湾) 
原作小説 酒見賢一
マンガ 森秀樹 マンガ原作 久保田千太郎

 2000年以上前の中国に存在したと言われる墨家、自ら攻撃することはなく、守るための戦術に長けている。その1人である革離が、梁の国の要請により、趙国との戦いのためにたった一人でやって来る。
 原作マンガでは小太りの坊主頭の革離を、アンディ・ラウが演じ、原作にないロマンスも描かれる。
 さてこの各国合作による作品、それぞれの俳優がいいですよ。アンディ、アン・ソンギ、王志文、見事です。王子役は韓国ドラマ『春のワルツ』のヒロインの弟役もやっているチェ・シウォン、でも私はそのドラマを見ていないので、あー韓国っぽい顔、と思ったぐらいでありました。かつてニッキー・ウーと呼ばれ、小虎隊という台湾版少年隊の一員だった呉基隆を映画で初めて見ましたな、金城武を加えて台湾四小天王と呼ばれた時代があります。手を落とされる人ね。小虎隊のころはビビアン・スーのボーイフレンドだったそうです。
 すごい大作です。なんというか勢いのような物が、中国大陸の大監督による作品とどこか違う、香港映画らしさがあります。チャン・イーモウ監督やチェン・カイコー監督の映像には軍隊を描くにも形式的な美学と言うような感じがあるけれど、何かそれと違う勢い、が。
北京語ペラペラでも時代劇には南方なまりが気になるようで(私たちには残念なことに)アンディさんの声は吹き替え、ですがアン・ソンギはやや韓国語なまりのチャチュチョ音が入っている本人の声、中国公開版では吹き替えだそうです。中国版のDVDでは良く似た声でした。アンディはまるっきり違う声なのはなぜ?
 音楽が印象に残ります。おおたか静流の歌声も。

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comment(0) 2007.02.18 15:11

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