MOVIE+BOOK - 新少林寺              

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新少林寺

ファイル 204-1.jpghttp://shaolin-movie.jp/
監督 ベニー・チャン
出演 アンディ・ラウ ニコラス・ツェー ジャッキー・チェン ファン・ビンビン

1980年代初期にあのジェット・リーを一躍スターにした『少林寺』を、なんとなくイメージしてしまうでしょう、やっぱり。で、すっかり別物でした。

時は1912年、辛亥革命で戦いに荒れる時代。
傲慢な将軍(アンディ・ラウ)が、義兄を裏切って権力を一手に、と企んだとたんに、弟分(ニコラス・ツェー)に裏切られ攻め込まれ、馬車に蹴り飛ばされた幼い娘の命を救おうと少林寺に逃げ込むが、あえなく娘は息を引き取る。ちなみにその娘を演じたのは嶋田瑠那ちゃん、母親が中国人、父親が日本人、金城武と同じような境遇です。日本語はあまりしゃべれないらしい。

アンディもニコも、いやあな役が似合うようになったのねえ…と一種感慨にふけりつつ。少年ニコだったのに(いつの話だか)。

何もかも失ったアンディさんは頭を丸めて少林寺で修行する身となる。寺の料理番ジャッキーと人々に饅頭を配るなどから始める。うーん、どうなんだよ、いくら坊主頭だからって御尋ね者となった身が簡単に外に出ていいのかあ?

で、やっぱりその存在を知られるところとなり。悪いニコ率いる兵隊たちが騎馬で少林寺に乗り込む、少林寺の僧たち戦う戦う。

30年前の『少林寺』にも出ていたというおヒゲの師父ほか本当に武芸の世界から映画界に入った俳優や、それから『1911』にも出てたよね、余少群、『花の生涯 梅蘭芳』やドラマ『蒼穹の昴』ではいかにもなで肩の女形だったけど、ちゃんと少林寺僧に見えるのがさすが。それに、この人見たことあるなあ、と思ったらこの人がクマキンキンこと熊欣欣かあ、という敵方の強ーい坊主…など乱れ飛ぶ。アンディ50歳、いや頑張る。

最後にはうるうるしちゃいました。なぜか今年の震災なども思い出し、全てを失ってもなお生きることなども思ったのであります。
香港映画はこうでなくちゃ、という正統香港映画らしい作りですが、しかし北京語なのね。少林寺だから仕方ないけど。広東語映画が少なくなりました。

MOVIE
2011.11.30 21:51

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