http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/index2.php
製作・監督 リンダ・ハッテンドーフ
登場人物 ジミー・ツトム・ミリキタニ
ジミー・ミリキタニ、路上画家。いわゆるホームレスに分類されるだろう、が、彼の猫の絵を買わない人からの施しは受けない。1920年カリフォルニア・サクラメント生まれ。広島育ち、18歳で再度アメリカへ。ツールルークの日本人収容所に送られたけ異見を持つ。
9・11の事件の少し前からミリキタニへの取材は始まっている。この誇り高き男を、取材者リンダは家に連れてくる。9・11後の有毒ガスに咳き込みながら路上生活をしていた彼を見かねて。
ジャクソン・ポロックに日本食を作った事もあるというミリキタニ。アメリカ生まれのアメリカ市民である自分を強制収容所送りにしたアメリカの福祉の世話になどならないと主張するミリキタニ。
ミリキタニという珍しい姓のためでもあるだろう、誇り高く頑固で天然な男のために奔走するリダによって、親戚が見つかり、部屋を持つことが出来、収容所訪問の機会を得て、ミリキタニの心がほぐれていく。とうとう姉が生きていてアメリカに住んでいることがわかる。
ノーテンキなまでに強い意志と、それを尊重しながら手を貸していく人々。
猫好きな人にはまた格別の感想があるでしょう。
良かったね、リンダに会って。ドキュメンタリー・ロード・ムーヴィーです。Make Art Not War!がサブタイトル。