著者 アーサー・ビナード
出版社 思潮社
1967年アメリカのミシガン州生まれ、1990年に来日、2001年、この詩集を出している。もちろん日本語で書いて。
詩集のタイトルにもなっている詩“釣り上げては”の最後、
記憶は ひんやりした流れの中に立って
糸を静かに投げ入れ 釣り上げては
流れの中へまた 放すがいい。
ついさっきTVをちゃんと見るでもなくマクロビオテックの話してるなあなどと目の端で眺めていたら、びなーどさん、と呼びかけている。ビナードさん?NHKBSのMiDoRi緑遊という番組に出ていた。
初めて読んだのは『空からやってきた魚』(草思社)というエッセイだった。その頃外国人で日本語で書いた作品の感想を書くことが続いていたので、ここに紹介するのはやめたのだった。