MOVIE+BOOK - あなたも奔放な女と呼ばれよう              

Log

あなたも奔放な女と呼ばれよう

ファイル 234-1.jpg著者 内田春菊
講談社文庫

新年の初感想文に、こんなタイトルも何ですが、まあ2013年初めに買った2冊の漫画と一冊のミステリーのうちの一冊がこれでしたんで。

内田春菊さんというマンガ家・歌手・女優・小説家さんに、なんだかややこしい関係のお子さんたちがいることは知っていたが、これを読んでもすらっと分かることもない、くらいだ。それぞれ父親が違う、一緒に暮らしていた男ではない男の子ども、3度目の離婚をした年下の男との間にも子ども二人、で、その男とまだ同居している(今現在の情報では同居解消したらしい、もっと若い恋人がいるらしい)。

うーん、でもねえ、男の趣味良くないというか、DVマザコンヒモ、そんなのばかりを引き寄せてしまうあなた・・・と、言いたくもなる。そんなのが別れるとなると莫大な慰謝料請求するのか。別れるよね、そりゃ。別れる前にほかの男がいて、ややこしくなってるだけだけど。

女が浮気することがすごく珍しいと言われる、が、親に愛されなかった私にとっては病気の人が他の医者をセカンドオピニオンとして求めるくらい切実な問題

戸籍制度は日本と台湾と韓国にしかないらしく、韓国は2008年1月に廃止された
おお、あの、二世代三世代同居が当たり前であるらしい(韓流ドラマによれば)、儒教国韓国で廃止されたのか!

フランスでは書類上では婚姻していないいわゆる事実婚が多い ということは有名だよね、ゴクミとジャン・アレジもそうだし。それで、権利などの差別は何もない。2006年時点で婚外子の割合が50.5%というお国。同年で日本では2.3%だって!05年の数字でスウェーデン55%、イギリス43%、アメリカ37%とのこと。ユニオン・リーブル自由な結合と言うそうです、書類上で結婚してないカップルのことを。で、25歳〜49歳の女性の80%以上が働いているそうです。

斎藤学さんという人の言葉として出てくるこの言葉、「仕事しているのが珍しい(結婚後)」ということは、社会保障としての結婚が多いということですよ
結婚は何のためにあるのか 離婚しにくくするためですよ 恋愛は恥かくことの連続ですから

恥かくことの連続しかしてない、婚姻したことのない私は、別に奔放のススメなんてするつもりはないけど、選択は自由であって欲しい。男は、とか女は、とかいまだに言いたがる人がいるけれど、そう言う人同士がカップルになるなら何も問題はない。いろんな形が有りうることを認めて、制度を整えて欲しい。だって、現実にいろんな人がいるんだもの。

あ、深い愛で結ばれた人たちのエピソードもありましたよ、結婚を全否定しているものではありませぬ。

BOOK
comment(0) 2013.01.03 12:54

Comment List