MOVIE+BOOK - 日記2              

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日記2

副題 「鳳凰我が愛」中国滞在録
著者 中井貴一
出版社 キネマ旬報社
ファイル 74-1.jpg
 日記2と言うからにはまず日記1があったわけで、それは中井貴一が初めて中国映画『ヘブン・アンド・アース天と地』に出演した時の実に過酷な理不尽な状況を記したものだった。これは日本ではあまり話題に上らなかったけれど、中国の名優姜文を相手役に、決してひけをとらない存在感を見せた作品だった。映画自体はせっかくのすばらしいロケーションと役者を生かしきれないああもったいない…仕上がりだったけれど。

 で、コリもせず、過酷な状況を百も承知で、なおかつうまく乗せられた結果プロデューサーまでやりつつ、日中合作映画『鳳凰我が愛』http://www.ho-oh.jp/主演となるのである。もちろん台詞は中国語。
 まあ百も承知とは言え、いろいろ不可思議な中国の状況が出てくる。中国の交通事情のすさまじさは、私も一回だけ見たことがあるが、おいおい高速を逆行?物売りが渋滞した高速にやってくる?どこから?どうやって?ただそれだけでも想像を超える。

 まだまだ日本に対する悪い印象を持つ人が多い中国で、“日本”を背負って仕事をする中井貴一の姿を、見てやってください。
 
 私はこれを、「千年の祈り」を読む合間の正月明け、ぺろりと読みました。なぜかひとつ言葉の間違いを見っけ。喧々囂々(けんけんごうごう)侃々諤々(かんかんがくがく)だよね。喧々囂々にケンケンガクガクとルビを振ってある。これって出版社側の不注意と言う物だと思う。

 映画を見たらまた感想を述べますね。

 

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comment(0) 2008.01.13 11:15

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