MOVIE+BOOK - グーグーだって猫である              

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グーグーだって猫である

http://www.gou-gou.jp/index.html
ファイル 101-1.jpg監督 犬童一心
出演 小泉今日子 上野樹里 加瀬亮
原作 大島弓子『グーグーだって猫である』角川書店
 
 大島弓子といえばまず『綿の國星』、それから『バナナブレッドのプディング』、好きなマンガ家さんだけどそんなにたくさん読んでいるわけでもないんだな、と、映画の中で麻子さん名義で出てくる全集を見て思い知った。
 私は吉祥寺の町に住んだことは無いけれど、妹が数年住んでいたので、井の頭公園とか、いせやとか、そうそう、と思う。妹は楳図かずおサンを見かけると言っていた、吉祥寺と言えば楳図かずお。
 授賞式のパーティーのシーンで、この人誰だっけ?と思ったら角川継彦氏だったみたい。槇村さとるさんはわかったけど、きっとほかにも意外なカメオ出演がいたんだろうな。

 小泉今日子サンが、静かな穏やかな表情で天才マンガ家を演じる。サバという猫のことは大島弓子サンのマンガを読んでる人なら知っている(はず)、そのサバが死んでしまう。人間だったらおばあさんのはずだけど、擬人化した姿は少女。で、マンガを描けなくなった麻子さん。

 元メガデスのマーティ・フリードマンが狂言回しの感じで出てくる(中華な映画ファンなら、「ラブソング」に出てきたクリストファー・ドイルを思い出さなかったかな?)。

 ちょっと、脇役の面々が気にならなくもないのだが、後半、状況は一変し・・・。
 
 猫好きの人たちには、猫のシーンが少なかったと文句を言われているようです。私は格別な猫好きではないせいか、充分可愛いグーグーちゃんを見た気がする。

 今、わたしの身近に緩和ケアを受けている人がいます。そういうこともあって、私にはよく笑えてしーんとする良い映画でした。
 レイトショーで見て、12時ごろ帰りついて、目の前の○タヤに原作を探しに行きましたさ。たぶんこれはずいぶんアレンジされてるのでは?と思って。ちょうど文庫で新刊が出たばかり、、その2巻めしか読んでないけれど、これまた良い、マンガ形式のエッセーでした。まあこんなに淡々と、入院・手術に向かえるものなのね。残りも読みたい、でも残りは一冊1100円の単行本しか置いてなかった・・・ちと高くないかい?

MOVIE+BOOK
2008.09.13 22:44

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