MOVIE+BOOK - 天地明察              

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天地明察

ファイル 219-1.jpg著者 冲方丁
角川文庫

まことに面白い、さすが第7回本屋大賞、なのだが、カケラもわかりましねえ・・・“おまえの数学は算数以下の算術以下の忍術だ”という中学二年のおりの担任の言葉がまたよみがえる。が、算術は決して算数以下のものなどではないことだけはよーくわかりましただよ。

江戸時代、徳川4代将軍家綱の世、新しい暦をつくりあげるというプロジェクトの中心で動く青年渋川春海の物語。実際の時間とわずかにずれている暦を800年使ってきたため、そのズレが大きくなってきたのだ。月食とか日食とかの予測も大きくずれてしまった。…暦デソンナコトノヨソクモナリタッテイタノカ、ぐらい無知なる私である。情けない。

囲碁の名門に生まれ、算術の面白さにはまり込み、道端でも命題に取り組み時を忘れる青年。関孝和という名前も出てくる、和算という言葉とつながる記憶があるなあ、和算というもののレベルはずいぶん高いものだったのね、今更だけど。

北極出地って聞いたことある?『おのおのの土地の緯度は、その土地にて見える北極星の高さに等しいのです。ゆえに緯度とその計測を北極出地と称します』だって。計測する方法も出てくるけど、ごめんね理解不能。

で、もう一回読み直している最中でありますが、理解はできなくても面白いので。
あんりゃ、渋川晴海って実在の人物、この小説は事実であったのか・・・http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%8B%E5%B7%9D%E6%98%A5%E6%B5%B7

BOOK
2012.06.20 22:54

Comment List

atcon 2012.06.21 16:53 edit

難しそうですねえ。理解できそうもないけど、読むとちょっと賢くなりそうな気がする。いつか、いつか、読みたくなる時がくるかもしれない。。。
今私が読んでいるのは、「絶望の国の幸福な若者たち/古市憲寿」、ゆるーいヤツです。読みやすい。
一気読みする時間がないので、毎日10分ほど、ちびちび読みしています。これも面白いですよ。

あある 2012.06.22 10:53 edit

いやいや、難しい部分を飛ばして読んでも、脇に面白いキャラクター様々、そりゃ映像化したくなるわhttp://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html、という面白さですよ。どちらかというとドラマにして欲しい時間の流れ。

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