http://shonen-yumi.com/
監督 リン・ラムジー
出演 ティルダ・スウィントン ジョン・C・ライリー エズラ・ミラー
子育てストレスの悪夢に満ちた悪い遊園地にいるような作品。妊娠中の女性には決してお薦めしない。中途半端に反抗期の息子に手を焼いているお母さんだったら、むしろうちはまだマシだと安心できるかもしれない。
息子ケヴィンは、幼い頃から母親エヴァにだけ反抗する。
あまりにクソな態度に、観客としては笑ってしまうほどだ。なんだろう、極端なマザコンの姿とも見えなくもない。
父親が弓のおもちゃを与える。
今と過去を跳びつつ映画は進んでいく、何があったの?と、途中つぶやいてしまっていた私(観客が少なくてよかった、少なすぎたけど)。
そして、事件の日へと向かう。
映画のタイトルが、私を映画館に引っ張っていったのだが(atconさんのブログ「整形前夜」穂村弘の項参照、と言いたい)、最後に、細い細い一筋の救いが・・・あるようにも思える。
どうして?答えの出ない問いを、私も問いたい。原題は“We need to talk about Kevin”
音楽がいい。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドによる。
蛇足・アジアでリメイクするなら、ケヴィンはチャン・グンソク、と、こんな恐ろしい映画を見ながら、イメージしていた。
atcon 2012.09.20 07:53 edit
確かにタイトルは魅力的、音楽も聴きたい。母親役のティルダ・スウィントンも好きです(「コンスタンティン」の天使ガブリエル役が印象的だった)。
映画の予告編をyouTyubeで観てみたけど、全編を見る勇気は無いなあ、私には。あの神戸の少年A事件を思い出してしまったのだけど、そういう内容なの?ネタバレになるようなら答える必要はないけど。