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ぼくとユーレイの占いな日々

ファイル 242-1.jpg著者 柴田よしき
創元推理文庫

このところ軽いおやつのような小説ばかりを読んでおります。いつになったらあの『銃・病原菌・鉄』を読み終わることでせう・・・えーと、とても興味深い本ですのよ、でも集中を必要とするのです、ちょっと今の環境がきびしいので、後回し。

で、本題、またまた贔屓の柴田よしきです。就活中の石狩くんが、バイト帰りに厚化粧の占い師・摩耶優麗(まやゆうれ)に声をかけられ、なぜか現在状況をずばり当てられ、そしてなぜかその占いの館に就職することに・・・。

推理小説と呼ぶものかどうかはともかく、各章のタイトルがこれです。“時をかける熟女”“まぼろしのパンフレンド”“謎の転倒犬”“狙われた学割”“七セットふたたび”・・・はへ〜な気分になりませんか?
もちろん、時をかける少女(筒井康隆)・まぼろしのペンフレンド・謎の転校生・狙われた学園(それぞれ眉村卓)の、もじりですね。ちなみに私は謎の転倒犬の元ネタがわからなかったへなちょこです。あなたが思い出したのは角川映画?NHK少年ドラマ?はたまた学習雑誌の連載とか(古すぎる!)。

ユーレイでは無くユーレと読む摩耶優麗は、占い師ってのはね、カウンセラーなの、と言う。実はマスコミ志望である石狩くんに、向いてない、と言う。人のいい石狩くんに、不幸な事故で肉親を失った遺族に向かってマイクを向けるようなことができるのか?と言う、のです。
その摩耶優麗をはじめ、おネエ言葉のウサギちゃんこと宇佐美儀一郎とか、魅力的なキャラの登場人物たちに、まだまだ出会いたい気分になってしまうのですね、どうやらお話は続くようです。

BOOK
2013.03.08 15:25

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