著者 柴田よしき
出版社 実業之日本
ハナちゃんこと花咲慎一郎探偵(新宿2丁目の無認可保育園長兼業)が「ブルーライト・ヨコハマ」「アカシアの雨」「プレイバックPART3」「骨まで愛して」知る人には懐かしいタイトルのもと、活躍を見せてくれます。花ちゃんシリーズ第4弾ですが、短編集で、それぞれ今までの人間関係を説明してくれていて、初めての人でも大丈夫ですよ。
ですが。
RIKOシリーズに出てくる美しきインテリやくざ山内が、ちょっと名前だけの出演かと思いきや、たっぷり出てきてくれるし、最後の方には名前は出ないけど麻生のことが・・・うふん。なんてね、柴田よしき作品に詳しいと・・・読書の悦楽にひたります。読書のもたらす妄想世界に。
RIKO物に出てくるときと山内のキャラはちょっと違う感じ。時系列で言うと?RIKOの途中のどこか、だれかコアなファンがそういうことを調べてくれていそう。
いや、子供に対するまなざしの優しい、素敵な探偵さんなんですよ、花ちゃんは。読んでみてね。