MOVIE+BOOK - アクション映画バカ一代              

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アクション映画バカ一代

ファイル 245-1.jpg著者 谷垣健治
出版社 洋泉社

谷垣健治の名前を知ったのは、香港映画にはまった90年代後半、当時はたくさん出ていた香港映画本で。調べたら、『続超☆級☆無☆敵 香港電影王』誌でありました。今や知る人ぞ知る天下のアクション監督の、スタントマン時代のこと。

さて、知らない人は全然知らないだろうけど、ジャッキー・チェンのファンが高じて倉田アクションクラブへ、そして93年、広東語も話せないのに香港へ渡った彼、以前この欄で『捜査官X』http://art-container.net/mbblog/diarypro/archives/215.htmlの出演者としてちょっと紹介済み。
ジャッキーやジェット・リーと違って、日本では一般的には知られていないアクションスター、ドニー・イェンとの出会い、そのあたり、私には手に入る限りの香港映画ビデオを借りまくっていたから『Cool』見ましたよ、なんだこの変な男は?ドニーさんのことをと思いましたよ申し訳ないが。レスリーと常盤貴子の『もういちど逢いたくて星月童話』にも関わっていたのか、映画館で見ましたよ。
へーえ、と思うのは、釈由美子主演の『修羅雪姫』って2001年にあったけど、その釈由美子ベタ褒め。そして、そんなん知りませんがな『ああ!一軒家プロレス』なる作品で橋本真也やニコラス・ペタスと並んで出たというソニンベタ褒め!この子はスゴイ!と。わかる気がする。私は結構ソニンちゃん贔屓なので。残念なことに、日本にはアクション映画というジャンルがほぼ存在しないので、土壌のないところでは花開かない。
えーと、どこかに、日本のそんな優秀なアイドル女優さんと比べて、生意気な上に頭も悪い香港の女優、なる一節があり、脚注に、主にセシリア・チャンのこと、とあった・・・そうなのか、セシ・・・。

そして、原題・武侠、日本のタイトル『捜査官X』のところでは、金城武について、面白い人だったな、と語っている。自分をカッコ良く見せる気はサラサラ無くて、「ねえ、こうやったら面白くない?こういうのは?」とどんどん提案してくる、などと。この映画では金城のほかジミー・ウォングも日本語ペラペラで、ストレスが溜まっても、お前らみんな死ね!と叫べなかったそうだ。

『るろうに剣心』この佐藤健のこともベタ褒め、あ、忘れてましたが『カムイ外伝』の松山ケンイチのことも。

『映画秘宝』連載に加筆、となっているけれどブログ『谷垣健治のアクションバカ万歳』でも紹介されていることがいろいろ。

あー面白かった。るろうに見そびれてる、ああ損した。『捜査官X』は本場中国香港では興行的にはコケたそうだ。いい作品なのに。評価は高いのに。   すみません、オタクで。

BOOK
2013.04.15 15:01

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atcon 2013.04.17 13:54 edit

『捜査官X』を観た時、谷垣健治が現れた場面ですぐに、なんだか日本人っぽい顔の役者だなあと感じましたっけ。
あとから、ああるさんに彼は日本人だと教えられて、「やっぱり」と納得したものです。
中国人だけの中に日本人が一人いる場合、人種の違いが目立つのか?
100人ずつくらい混ざっていても、誰が中国人で誰が日本人か区別つくのか?どうでもいいことだけど気になりました。

あある 2013.04.17 21:12 edit

それは、actonさんの特殊能力かも。
レッドクリフに出てくる中村獅童を、知らなかったとして、日本人とわかるでしょうか?
そして、台湾育ちの日本人金城クンのことはどう判断するでしょうか?
95年頃、恋する惑星あたりで来日して日本語でインタビューに答えているアイドル金城クンは、率直すぎる台湾人ですよ。

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