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comment(0) 2013.08.10 21:01

楽老抄ーゆめのしずく

ファイル 224-1.jpg著者 田辺聖子
集英社文庫

単行本は1999年に刊行されたそうだ。著者は1928年生まれ、60代後半から71歳にかけて書かれているようだ。

本人ではなくその夫、カモカのおっちゃんと呼ばれた人の言葉で、<六十過ぎたら、自分が神様(カミサン)じゃっ>というのがあるそうだ。常常私も思っていた、60過ぎたら勝手させていただきたいと。今までだって勝手しとらんのか?と言う心のどこかのツッコミは置いて。<ヒトの神サン頼ることあるかい。六十まで生きたらそれなりにみな神サンになるわい。遠慮すなっ>いいね。

田辺さん本人の言葉だと、老いて傲慢偏狭になってなにわるかろう。いつも同じくりごとをのべて、なにわるかろう。くりごとは何べん言ってもよい、だからくりごとなんだ。
ああ、いいねえ。
地金あらわれ、本音で生きるというのも、品のいいことだ。人が生きるとき、品がありつづけるには、かげで品のないこともしなくてはいけない。そういう必要がもうなくなったのだ。すごい。
と、言えるのが、すごい。

まあ、ほぼそのあたりを書店でめくり読んで、買う気になったのだ。

老眼鏡をかけるようになってウキウキと二つ三つ、奇抜で派手な眼鏡を注文した、とか、閉経したら極地探検も月旅行も行けると勇み立った、とか。

かつてハイミスだった頃、田辺聖子さんの恋愛小説を沢山読んだ。周りのハイミスたちも読んでいた。『窓をあけますか?』とか『苺をつぶしながら』とか、タイトルは覚えているが、どれがどれだったっけ?

久しぶりに読みました、田辺さん。素敵な人には素敵な連れ合いがいるもんだ。喜界島出身の医師だったカモカのおっちゃんは2002年に亡くなられたとのこと。

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comment(4) 2012.08.16 14:31

The焼肉MOVIE プルコギ

http://www.yakiniku-movie.com/
監督 グ・スーヨン
出演 松田龍平 ARATA 山田優 桃井かおり 田村高廣
 ストーリーは、マンガです、この作品、役者で見せます。ちょっと頼りないちょっと情ない役がよく似合う龍平くん(映画『長州ファイブ』やドラマ『ハゲタカ』みたいな鋭い役だと父・優作の面影と重なりすぎて、どうにもハハゴコロになってしまう私であるせいか?}、ん?誰?と思ったらARATA、伸びやかな肢体が気持ちよい山田優、自作のアクセサリーで御登場の桃井かおりサン(その昔原だ芳雄・松田優作と3人で某深夜放送に遊びに来てたものだった)、そして、この人の最後の映画だというだけでも見てよかった名優田村高廣。
 ちょっとね、料理人がおいしく食べられる食材をわざわざ台無しにしてしまうはずは無いとか、うそ臭い展開はありますが、B級好きな人、焼肉好きな人、ご覧あれ。私はあまり焼肉は食べないけれど、おいしい焼肉屋さん教えてくれといいたくなりました。
 監督は山口県下関市出身とのこと、優作の出身地も同じ、そして彼のお母さんは韓国籍、というようなつながりで龍平にキャスティング?なのか、初めに龍平ありきの企画なのか?まあ意外と(失礼)拾い物でした。

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comment(6) 2007.05.22 20:52

墨攻 

http://www.bokkou.jp/
監督 ジェイコブ・チャン張之亮
撮影監督 坂本善尚
音楽 川合憲次
出演 アンディ・ラウ劉徳華(香港) アン・ソンギ安聖基(韓国) 王志文(中国) 呉奇隆(台湾) 
原作小説 酒見賢一
マンガ 森秀樹 マンガ原作 久保田千太郎

 2000年以上前の中国に存在したと言われる墨家、自ら攻撃することはなく、守るための戦術に長けている。その1人である革離が、梁の国の要請により、趙国との戦いのためにたった一人でやって来る。
 原作マンガでは小太りの坊主頭の革離を、アンディ・ラウが演じ、原作にないロマンスも描かれる。
 さてこの各国合作による作品、それぞれの俳優がいいですよ。アンディ、アン・ソンギ、王志文、見事です。王子役は韓国ドラマ『春のワルツ』のヒロインの弟役もやっているチェ・シウォン、でも私はそのドラマを見ていないので、あー韓国っぽい顔、と思ったぐらいでありました。かつてニッキー・ウーと呼ばれ、小虎隊という台湾版少年隊の一員だった呉基隆を映画で初めて見ましたな、金城武を加えて台湾四小天王と呼ばれた時代があります。手を落とされる人ね。小虎隊のころはビビアン・スーのボーイフレンドだったそうです。
 すごい大作です。なんというか勢いのような物が、中国大陸の大監督による作品とどこか違う、香港映画らしさがあります。チャン・イーモウ監督やチェン・カイコー監督の映像には軍隊を描くにも形式的な美学と言うような感じがあるけれど、何かそれと違う勢い、が。
北京語ペラペラでも時代劇には南方なまりが気になるようで(私たちには残念なことに)アンディさんの声は吹き替え、ですがアン・ソンギはやや韓国語なまりのチャチュチョ音が入っている本人の声、中国公開版では吹き替えだそうです。中国版のDVDでは良く似た声でした。アンディはまるっきり違う声なのはなぜ?
 音楽が印象に残ります。おおたか静流の歌声も。

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comment(0) 2007.02.18 15:11

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