The Crossing パート1 パート2

http://thecrossing.jp/
監督 呉宇森(ジョン・ウー)
出演 章子怡 黄暁明 ソン・ヘギョ 金城武 長澤まさみ 佟 大為

原題『太平輪』、実在し、1949年に沈没した船の名前。
日本人にとって、1945年の敗戦により戦争は終わっているが、日中戦争に勝利した中国では、その後も国民党と共産党の間で激しい内戦が続いていたのだ。

上海のダンスパーティで出会う将軍と銀行頭取の娘、台湾で恋に落ちる日本人女学生と台湾人学生(ちょっとこの時の金城・長澤には無理が…)、出征後、行方不明になった恋人を探すため、古郷から上海に出てき手従軍看護婦になった娘、そして、食料の配給を受けるためその娘と家族写真を撮る見知らぬ男。
3組の男女の運命が、戦場で、あるいは今まさに戦場となる寸前の場所で、そしてそこから脱出しようという船の上で、交錯する。

パート1の黄暁明は素敵です。軍医となり、沈没する船から子供を救い散っていく金城武は良いのです(日本語・台湾語・北京語のセリフを話しています)。ずっと人の好い佟大為はいい味です。
悪い映画ではありません。
が、中華圏では大コケしました。
編集の問題でしょうか。なんか視点がとっ散らかってしまうのですね。群像劇というにはそれぞれが際立ちすぎて。
灯火管制下、明かりを消して出航する、極端に過剰積載した客船だというのにそーんな、そーんなことでほかの船とぶつかってしまうなんて!と、思うし。

でもね、パート1の終わりにもパート2の終わりにも私はうるうる涙しました。内容は良いんだよ。女優のことも言えって?お金に困って身を売るチャン・ツーイーの造型がおしゃれすぎると思うぞ。まあ一組ぐらいうまいこと行って良かったよ。

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