帰れない二人

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監督 ジャ・ジャンクー賈樟柯
出演 チャオ・タオ趙濤 リャオ・ファン廖凡 

2001年、山西省大同。ヤクザ者の男、ビンは、麻雀荘やダンスホールを仕切り、地上げに関わっている。その女、チャオ。石炭産業が落ち目の時代。
ダンスホールでは“Y・M・C・A”“ジンギスカン”や“CHACHACHA”など日本でも流行っていた曲がかかっている。

葬儀で聞こえていたのは、確か香港映画“上海灘”の音楽。そしてダンスホールにいたカップルが社交ダンスで葬儀を盛り上げるのが日本人には不可解だが、台湾や中国の田舎では現代でも似たようなにぎやかな葬儀が行われるらしい。

ある日、チンピラたちに襲われる二人。ビンが持っていた拳銃を、空に向かって威嚇射撃するチャオ。そして、二人は監獄へ。

2006年、長江・三峡。数年のちには水底に沈む町。
出所したチャオはビンを探す。会おうとしないビン。

2017年、大同。
時を経てまた出会う二人。が。

賈樟柯監督は、長年の彼のミューズである趙濤と、2006年に『長江哀歌』でヴェネチア映画祭金獅子賞を獲っている。山峡ダムで水没するその奉節の町を舞台に。続編ではないが、その、中国と言う国の大きく変化する流れの中の、人間たちを描く、という意味ではつながる物語。彼の作品はどれも、そう言えるが。

女性歌手の歌声が、80~90年代初めごろの香港の誰?と思ったらサリー・イップだった。音楽の使い方が面白い。台湾の林強が音楽をやっていた。それから、中国の映画に詳しい人、馮小剛監督・張一白監督も、出演していますよ。

今まではずっとオフィス北野がかかわっていたなあ、と思い出していたが、日本人名がエンドロールにあった。どちら様か知らないけれど。

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