マダム・イン・ニューヨーク
監督 ガウリ・シンデー
料理上手な主婦シャシは、ビジネスマンの夫、二人の子どもを持つ主婦で、お菓子を作って配達する副業もしている。彼女は英語が苦手で、それがコンプレックスだ。
ある日、ニューヨークで暮らす姉から姪の結婚式の手伝いを頼まれる。家族より先に一人でニューヨークに行くこととなる。
たいがいの日本人には身につまされる状況だ。ツアーじゃなくて一人でアメリカに行く、一人入国審査に向かう。ああ、パーパスとか、単語を聞きとれるかなあ、私もまことに心細いぞ。
カフェでは言葉がなかなか通じず、店中を混乱させてしまう。水は炭酸入り?無し?コーヒーはどれ?カプチーノ?ラテ?サンドイッチの中身は何?
4週間で英語が話せるようになる という広告を目にして、申し込むシャシ。教室で、カフェを飛び出して泣いていた彼女にコーヒーを差し出してくれたフランス人ロランに出会う。
4週間で話せるようになるかもしれない。片言の英語しか共通言語が無い外国人だけのクラスに入れば。なんとかしてコミュニケーションをとらないとどうにもならないから。そしてロランはシャシに一目ぼれしている。だって、ほーんとにゴージャスなインド美人なんだもの、シャシは。演じるシュリデヴィは、4歳でデビューした大女優さんなんだって。突然の集団ダンスシーンが付き物のボリウッド映画のスターだったそうだ。15年ぶりの映画だそうだ。50歳には見えなかった。
外国人に好意を寄せられるオマケもついて、4週間のレッスンで彼女が得たのは、自分に対する自信だった。姪の結婚式で、英語のスピーチを頼まれた彼女は、「対等」な立場のものである結婚について話す。
ゴージャスインド美人のお母さんはマイケル・ジャクソンのダンスの真似だってできるのだ。そのシーンいい。
日本人にはよーくわかる内容の映画なんだけどなあ、鹿児島ではなかなか人が入らないかなあ。誰が見ても、★4つぐらいは付けると思うよ。
そう思うのは、長く生きてるからか?なんか、斬新な映像もありつつ、テーマは普遍的な…