ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女

1ミレニアム著者 スティーグ・ラーソン

ハヤカワ文庫

なんてこったい、結構厚い上下巻、久しぶりに夜更かしして読み続け、朝の目覚めがなんとこんな時間、となってしまいましたよ。どうして今まで目に入らなかったんだろう。

『ドラゴン・タトゥーの女』って、映画になってたよね。デビッド・フィンチャーのハリウッド版の前にスウェーデン版が制作されているそうで、いずれ両方見たいものだ。

さて、ストーリー。雑誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエル・ブルムクヴィストは、実業家の不正を暴く記事を書き、名誉棄損で有罪となる。そこへ、大企業の前会長ヘンリック・ヴァンゲルから、36年前に姿を消した親族の娘ハリエットの調査を依頼される。共に調査にかかることになるのが、天才ハッカーでもあるリスベット、この小柄な娘が背中にドラゴンのタトゥーを背負っているのだ。

スウェーデンでは女性の18パーセントが男に脅迫された経験を持つ。と、プロローグの後、第一章の初めに、一行。こんな言葉が時々はさまれる。

原題は、「女を憎む男達」なのだそうだ。

一族のおぞましい事件があらわになっていくのだが、読んでね!

ミカエルには共同経営者のエリカという恋人がいるが、エリカには芸術家の夫がいて、夫もエリカとミカエルの関係を知っている。どうやらミカエルの離婚の原因はエリカのようだ。で、展開の中でミカエルはリスベットとも寝るし、中年であるミカエルよりだいぶ年上の女性ともそういうことになる。なんだこの性的自由さは、と思ったが、そこはスウェーデンなのだった。まあ、そう普通では無いにしろ、それぞれに誠実に対応していて、突拍子もない事態ではなさそうだ・・・たぶん。

エリカの愛称がリッキ―だったり、マヤと愛称で呼ばれる女性がいたり、ごく個人的理由によりそんなことが楽しい私。

ジャーナリストであったラ―ソンが、パートナーの女性エヴァ・ガビエルソンと共同執筆した処女小説、そして絶筆。この小説の大成功を知ること無く50歳で急死したそうだ。だから、実は5部作の予定だったものが3部作で終わってしまったのだそうだ。そして、共作のエヴァは、婚姻関係を結んでいなかったがために、4部途中まで構想があるものを作品化できないのだそうだ。なんともったいないこと。そしてなぜ結婚しなかったかというと、ジャーナリストとして反人種差別、反極右の活動をしていたので、彼女に危害が及ぶことを恐れてのこととか。

スウェーデンというと福祉国家で大変暮らしやすい国だという認識があるが、どんな国にも闇はあるのだ。スイスという永世中立の国の闇の部分についても最近目にしたばかりだ。

ともあれ、第二部を早く読みたい。近所には売ってないよなあ。

追記

23日26時、もしくは24日2:00 a.m.二部 火と戯れる女、三部 眠れる女と狂卓の騎士 読了!お・も・し・ろ・い!

 

 

コメント (2)

atcon2014年4月21日(月曜日) at 10:08 PM

これも
欲しいものリストに入れました。
なかなか読むのが追い付かないけど。

あある2014年4月22日(火曜日) at 8:40 AM

近所にあった。早速第二部『火と戯れる女』読んでいます。体力視力が劣化しているのが残念!

コメントをどうぞ

コメント(*必須)

CAPTCHA