カストロの尻
著者 金井美恵子
中公文庫
スタンダールの『カストロの尼』って読んでる?私は読んでいない。
だからこのタイトルはパロディなのだが。
私はこの本をものすごーく時間をかけて読んだ、と言うより3頁とかそのくらいしか一回に読み進めなかったのだ。二つのエッセーの間に10編の小説と、あとがきにかえて1、あとがきにかえて2、付録、と、そこまでが作者の文章となっている文庫。金井美恵子は読みにくい。わかりにくい。そんなことは知っている。でも出会うと読んでしまう。なぜかというと長ーい散文詩のようだから。わっかりにくく知識量があまりにも付いて行けないにもかかわらず。そしてもう一回読み直そうと思って挑戦中なのだが、いや、そんなことしたって理解が進むことは無いと気付き。
時にその何かのパロディ、何かのもじり、見事な勘違い当て字、などに笑うのだが、私が気づいたのは、実際に散りばめられているものの何パーセントなのだろう。書物、映画、出ているものを全部読んだり観たりしていたら。昭和ノスタルジー的な部分なら私の世代にはわかるが。
谷崎潤一郎の『鍵』の老人の年齢が数え年56歳なんだってさー。
私がまだ十代だった頃に詩人として知った作者は、何かの雑誌で確か澁澤龍彦の隣にいた、と思う。ショートカットの少女…ったって私より年上なのだから少女なはずは無いが、極端に賢い少女っぽかった。そのイメージのまま、これが単行本で出たのが2017年、1947を引くとその時点で70歳の作。芸術選奨文部科学大臣賞受賞作ですと。
で、『カストロの尼』本家の方もそのうち読みます。









「読みにくい。わかりにくい。そんなことは知っている。でも出会うと読んでしまう。」って、なんかいいですね。
そういう作家、私にもいるかなあと、今考えてみているところ。
もっとずっと前から読み始めている「百年の孤独」、なるほどノーベル賞、と思うものはあるけれど進まない。名前は誰が誰やら覚えられないし。
とにかく久しぶりに百年の孤独読みに復帰したけれど、栞が脱落、どこまで読んだかわからない。
なんとか読了出来るよう頑張る、つもり。
彼の他の作品に手を伸ばすか?それはかなり厳しいかも。