【元記事】原発依存度「可能な限り低減」の文言削除へ 経産省のエネ基本計画

https://news.yahoo.co.jp/articles/0938b7996464bfda8fec8c84301d614d988e9ca1

(↑現在は削除されています)

12/11(水) 20:03配信 朝日新聞

国の中長期のエネルギー政策の方向性を示す「エネルギー基本計画」(エネ基)について、経済産業省が近くまとめる新しい計画案の概要が分かった。東日本大震災後に掲げた「原発依存度を可能な限り低減する」との表記を削り、原発回帰の姿勢をより鮮明にする。

 経産省が来週にも開く有識者会議で素案を提示する。「低減」の文言をなくすかわりに、「特定の電源や燃料源に過度に依存しない」という趣旨の表現を盛り込む方向で、最終調整している。

 エネ基はおおむね3年に1度のペースで改定し、震災後の2014年に策定した計画では「震災前に描いてきたエネルギー戦略は白紙から見直し、原発依存度を可能な限り低減する」と掲げた。その後の改定でも「可能な限り低減」の文言は維持されてきた。

 だが、ロシアによるウクライナ侵攻により資源価格が急騰したことをきっかけに、岸田文雄前政権は原発推進に転換。22年6月、経済財政運営の指針となる「骨太の方針」で、前年に盛り込んでいた「依存度低減」の表記を見送り、原発を「最大限活用する」と踏み込んだ。23年2月に閣議決定した「GX(グリーン・トランスフォーメーション)実現に向けた基本方針」でも、原発回帰の動きを鮮明にした。

 新しいエネ基もその流れを引き継ぎ、原発の建て替え(リプレース)にも踏み込む方針だ。GX基本方針では建て替えを「廃炉を決めた原発の敷地内」に限ったが、新しいエネ基には、同じ電力会社ならほかの原発の敷地でも、廃炉した分だけ原子炉をつくれるようにする案を盛り込む。

 ただ、40年度の電源構成に占める原発の割合は2割を目標とし、震災前の3割には達しないとする。その分、再生可能エネルギーは4~5割に増やし、火力は3~4割とする方向だ。

 新しいエネ基の議論は今年5月に始まり、40年度に向けて原発を再生可能エネルギーとともに脱炭素電源と位置づけ、「拡大する必要がある」との議論が進む。データセンターや半導体工場の新増設に伴い、将来の電力需要が増加する可能性が高く、それに対応するためとの理由だ。ただ、稼働できる原発が減っていくため、少しでも早く原発の建て替えに着手したい経産省にとって、障害になりうる「低減」の文言を削ることが課題だった。(多鹿ちなみ、小手川太朗)

「Xmasシーズンのハンドクラフト四人展」にお邪魔しました。

令和6年11月24日(日)~12月1日(日)
11:00~17:30
場所:「我が家de個展 ギャラリーときどき」にて

トールペイント /植田 泉さん

昨日「Xmasシーズンのハンドクラフト四人展」にお邪魔しました。
トールペイントの植田さん、初めてお会いしたのですが、いろいろお話してくださって楽しい時間を過ごしました。ありがとうございました。

植田さんによると、トールペイントは、
「絵心がなくても図案を写して色々な素材に絵を描ける、楽しいクラフトです。」
とのこと。
とは言え、ご自分のオリジナルデザインの作品も作っておられて、今回はリアルな「犬」「猫」の作品を出品されています。依頼があればペットのイラストを施したトールペイントも作成されるそうです。

         ※画像をクリックすると拡大できます。再度クリックすると元に戻ります。

皮革染色工芸 /山田 利喜子さん

毎年干支を革で作っておられます。来年の「へび」の模様がとても面白です。写真が上手くなくて、実物の方がいいですよ。しかも撮り損ねた作品が多くて申し訳ない。

人 形 /通畠 朋子さん

箱に入った「鈴猫」「猫御守袋」とても小さい人形です。箱の蓋には手描きのイラストが。箱のサイズは約7cm×10㎝。拡大鏡が備えてありますので、細部をじっくり見て欲しいです。

袋 物 /下津 真知子さん

今回作品数が少なくて、そこは物足りなかったのですが。
中袋にポケットを施し、一つ一つとても丁寧に仕立てられていました。

私のお気に入り

子どもの頃、イラストが描かれたブリキ缶とかお菓子の箱とか、中に大事な物をしまって宝箱にしていたって覚えがある人、多いのじゃないでしょうか。
大人になってみると、あれらはどこにいってしまったのか。いつのまにか、錆びない壊れないプラスチックに取って代わってしまった感があります。
久しぶりにトールペイントの木の箱を見て、すごく懐かしくなりました。

木や布や革の手作りのモノが部屋の中にあると、やはり、ほっとした気持ちになります。

24日から「ハンドクラフト四人展」開催

Xmasシーズンのハンドクラフト四人展

令和6年11月24日(日)~12月1日(日)
11:00~17:30
場所:「我が家de個展 ギャラリーときどき」にて

24日はお天気も良いようなので、ぶらぶらとお邪魔したいと思っています。


エスカレーター恐怖症だった頃の話

エスカレーター恐怖症

もう10年以上前のことです。

夫が亡くなる3ヵ月くらい前だっただろうか。
ある日突然、何の前触れもなく私はエスカレーター恐怖症になった。

エスカレーターの前に来ると恐怖に駆られ、動悸が激しく脂汗をかき、足がすくむようになった。
ちょっと前までは普通に乗れていたエスカレーターを前にして、たったの一歩が踏み出せなくなった。
最初は上りのエスカレーターだけだった。上りのエスカレーターがまるで切り立った急な崖のように思えた。
そのうち下りも乗れなくなった。下りは深い谷底を覗き込むようで恐ろしかった。

エスカレーターに乗れなくても階段やエレベーターを使えば、特に生活に支障はない。
たぶん社会生活では、エスカレーターよりエレベーターに乗れないことの方がずっと困るはずだ。
時々、エスカレーターの前で頑張って乗ろうとして足がすくんで動けなくなっている私を、奇異な目で見て通る人がいるくらいで、さして問題はなかった。

しだいにエスカレーターを避けるようになって1年半ほど経った頃、用事があって福岡に行った。繁華街にある大きな商業施設で人波に押し流されるまま、うっかりエスカレーターに乗ってしまった。
それは鹿児島では見たことのない恐ろしく長いエスカレーターだった。
足がすくみ激しい動悸にしゃがみ込みたい衝動に襲われる。脂汗をかきながら両手で手摺りにしがみつき「私が不安症なだけなのだ。みんな平気で乗っているのだから。大丈夫だから。」と自分に言い聞かせ恐怖と闘った。足元だけを見るようにして、何とか最後まで乗り切った。というか途中で逃げられない状況だからこその恐怖なのだが、、、
しかし、それが荒療治になったのか、その後だんだんエスカレーターに乗れるようになった。

限局性恐怖症

「エスカレーター恐怖症」で検索したら、MSDマニュアル家庭版というサイトに『限局性恐怖症』として詳しい解説があった。動物恐怖症や高所恐怖症、雷鳴恐怖症など割と多いらしい。
私の症状は全く下記に書かれている通りのものだった。

限局性恐怖症とは、特定の状況、環境、または対象に対して、非現実的で激しい不安や恐怖感が持続する状態です。

恐怖症によって不安が引き起こされ、特定の活動や状況を避けるようになるため、日常生活に支障をきたすことがあります。
通常は症状から明らかに診断がつきます。治療は通常、曝露療法を行います。

限局性恐怖症がある人ではしばしば2つ以上の恐怖症が認められます。限局性恐怖症がある人は、不安や恐怖感を引き起こしそうな特定の状況や対象を避けるか、多大な苦痛を感じながらその状態に耐え、ときにパニック発作を起こすことがあります。しかし、そうした不安が過剰であるという自覚があり、自分に何らかの問題があることは気づいています。

    限局性恐怖症

今は乗れなかった日々のことが嘘のように、平気でエスカレーターを利用している。
上りのエスカレーターの前に立ち、何故あの頃これが急な崖のように見えたのだろうかと不思議に思ったりする。
目に見えない不安が物理的な現象を引き起こす、人間の不思議さ。

私の友人には、ある日突然、他人の前になると手が震えて文字が書けなくなってしまった人がいる。
政治家か誰かが宣誓書に署名をする手が震えていた、という映像をテレビで観たのがきっかけだったという。
彼女が携帯を買い替えに行きたいと言うので付き合って、手続きを代筆した。私よりもずっと大変な恐怖症を抱えているんだなあと思った。

今でも、両手を下げてエスカレーターの真ん中に立っている人を見ると、すごいなあと憧れの目で見る。まるで何の不安もない人のようにも思える。
でもひょっとしたら、その人はヘビ恐怖症かも知れない。あるいは雷鳴恐怖症かも知れない。
恐怖症は外からは見えないものなのだ。

『クリスマスシーズンのハンドクラフト4人展』のお知らせ

Xmasシーズンのハンドクラフト四人展

令和6年11月24日(日)~12月1日(日)
場所:「我が家de個展 ギャラリーときどき」にて

※画像をクリックすると拡大します。再度クリックで元に戻ります。

2年半ぶりの「我が家展」、楽しみです。

四人展のお知らせハガキをデータで頂いて、すぐさまアップしてしまいました。
でも、クリスマスまであと1ヵ月半余りもありようで、、、、ちょっとフライング気味でした。クリスマスが近づいたら再度アップします。