光にふれる

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提供 王家衛

監督 張榮吉(チャン・ロンチー)

出演 黄裕翔(ホアン・ユィシァン) 張榕容(サンドリーナ・ピンナ)

原題『逆光飛翔』英題『Touch of the light』というこの作品、提供;王家衛とは? 張榮吉が監督短編映画部門最優秀賞を獲った「天黑」という作品があり(同じ黄裕翔主演)、それを見た王家衛が長編映画を撮らせよう、となったそうだ。

盲目のピアニストの卵、ユィシァンが、音楽大学に進学する。盲学校卒の学生を受け入れるのは初めてだ。入学に付いてきた来た母親は心配を隠せない。

一方、ダンサーになる夢を抱いている娘シャオジェは、通販で大量の品物を買い続ける母親のせいでアルバイトで稼ぐ生活。ストリートダンスのリーダーの彼氏は浮気しているし。

ある日、横断歩道を渡り損なって立ち往生しているユィシァンを、シャオジェが助けて、親しくなっていく。

音楽がすばらしい。そしてダンス教師の踊りに目を奪われる。後で調べたら、マーサ・グラハム・ダンスカンパニーに長く在籍した世界的に活動している人だそうだ。

ストリートダンスのほうでは“Asian 4 Front”という、沖縄出身のTAKESHIがリーダーの、台湾人・日韓ハーフ・米台ハーフとなんと国際的な4人組が、出てた、はずである。ダンス指導に呼ばれたけど結局出演した、ような話を何かで読んだ。台湾で駆け出しのシンガーでダンサーの人たち。

黄裕翔は実在のピアニスト、映画の中でもバッハを弾いたりヴォイスパーカッションしたり、いろいろなことを見せてくれる(寮の同室のおデブな子の誘いで組むユニットの音楽いいよ)が、実際にクラシックにとどまらない幅広い活動をしているという。だから、ジャンルにかかわらず音楽が好きな人、ダンスが好きな人、是非、とお薦めしたい、気持ちのいい作品。

 

コメント (2)

atcon2014年3月19日(水曜日) at 9:59 AM

観たくなります。
春休みは「アナと雪の女王」吹き替え版を観る予定。
今年は吹き替え版でない大人の映画を観たい~。

aar2014年3月19日(水曜日) at 5:32 PM

本文に書き忘れた、ダンス教師が指導するときの言葉がとてもよかった。手の甲に止まっていた蝶々が飛び立つ なんて言葉で姿勢や視線を指導されるって、素敵でしょ。肝心の少女のダンスにはいまひとつ説得力が不足・・・の感あれど。DVD出たらmagoと一緒に見て!

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