フキサチーフ
著者 松下洸平
出版社 角川書店
ずいぶん久しぶりに、タレント本の棚に並んでいた本を手にした。フキサチーフとは、描きあがった絵に吹き付ける定着液のことだと。“ダ・ヴィンチ”に連載していたそうだ。
この松下洸平という俳優さん、NHKの『スカーレット』でパッと有名になったけど、その2年ぐらい前?だかいつだったか、BSで結構前のドラマをやってるでしょ、伊原剛志が妙なぼさぼさヘアでヘンな警視、その警視の相棒というか秘書というかそんな役で出ていて、全然知らない俳優だけどこの人は新人じゃないでしょう、と思って調べてみたら、なんだそのシンガーソングペインターって?と、印象に残っていたのですよ。『トクボウ 警察庁特殊防犯課』ってものだったらしい。
まあそれで軽い贔屓の俳優さんで。イラストも本人だというし。
とても普通に、日常の軽い発見だったり、経験、子どもの頃、など綴られる。サクランボの種を外して実の部分だけ口に入れてもおいしく感じないそうだ。あんまりマンガを読んでいないけれど、『ハチミツとクローバー』はお気に入りだそうだ。
なんてことは無いのだけれどなんとなく、ちょっといい、エピソード、文章。
イラスト、うまいのだけど、どうして目が縦長?口元もなんだか誰かの影響?誰?
調べたことがすべて記憶に残るものなら…。今朝の新聞で、高校入試に、まさに茨木のり…