その女アレックス
著者 ピエール・ルメートル
文春文庫
4つのミステリーランキングで第一位だという。
タイトルだけ見たら、アレックスという名前の女探偵がいるのか?と思わない?読み始めたら、どうもおかしな女…拉致された!
その後の展開が、まさしく想像を超えました。
脇役(というか警部が主役か?)がとてもいい。身長145センチのパリ警視庁警部カミーユ、カミーユの部下で金持ちのルイ、同じく部下でどケチなアルマン、上司のデブ男ル・グエン。
ひどく凄惨な内容である。
カミーユは、身重だった妻を誘拐され、殺された過去を持つ。見つかったのは、画家だった母のアトリエ。カミーユの低身長は、その母がヘビースモーカーだった影響であるらしい。
これ以上ストーリーには触れられません。88%ぐらいの人には、凄い!
面白い!という感想が待っているはず、読んでみてください。最後まで惹きつけられます。そして、内容の割に笑えるし、読後の気分はさわやかだと思います。
う~ん・・・気になる。
この表紙、アマゾンで何度も目にしていました。
ほしいものリストに入れます。
はい、気にしてください。マーク・ロスコの絵のよう、という表現が出てきたり、アレックスが読んだ本の名前がいろいろ出てきたりします。