無知の知
監督 石田朝也
私は私自身が「原発」について「何も知らない」ということを知っている。だからこそ聞いて見たかった。そして福島に行ってみなければならなかった。
と監督がまず言っている。
東日本大震災と、福島原発事故の被害に会った人たち、当時の首相だった菅さん、官房長官だった枝野さん、それでもやっぱり原発推進派の学者、などなど、さまざまな人に、監督自らがインタビューしていく。とにかくフラットに、自分の意思を持たないようにして。
いわゆる感想文を書ける映画では無く、どこかで機会があったら見てください。という言葉しか出てこない。
元・原子力委員会委員長が、お慰めする言葉が無い、と、何度か口にした。高いところから民を眺めている神のように。自らが被害者でも有り得たと、発想することは無かったのだろう。
百歩譲って、完璧な廃棄物処理法が見つかったら、原発推進ということも考えられるだろう。地震の無い国であることを条件に。と、私は思っている。皆、それぞれの立場で発言し、出演者の誰かが言ったように、どこまでも交わらない。
見たかったな、この映画。
今、体調不良に加えて、身辺がいろいろ変動があって、当分は映画に行けそうもないです。
夜は早寝するため、寝床で読書が増えたのが、ちょっと嬉しい。
本の紹介もドシドシ、よろしくお願いします~~
本、一冊感想を書いていない、つまりまことに書き難いもので。そして今読んでいるのがなかなか読みにくいもので。ヘンな本に当たっています。
体調はぎっくり腰の影響?身辺変動…?明日も映画を見る予定です。今月の娯楽費はちょっと困る。