髪結い伊佐治捕物余話

著者 宇江佐真理
文春文庫

第一作「幻の声」に始まり、シリーズ23作が刊行されている。
伊佐治は髪結いだが、町方同心の下、情報収集などの役目を負っている。深川の芸者文吉と恋仲である。

これ、私の弟が最近はまっている、と言うので読んでみたのだ。で、落ちた…すぐ3作目まで読みましたぜ。あやうく文庫になってるものは全部、となりそうだったので、そこでひとまず休止することにした、という勢いで。

江戸弁の物語を北海道出身の女性が書いているんだねえ。これがデビュー作。デビュー作でこのクオリティ。作家さんて凄いね。
「余話」と付いている。捕物と言うより、登場人物の背景、人となりがすっくと立ってくる描き方。

1999年に、当時の中村橋之助主演でTVドラマになっているそうだ。BSのどこかでやってくれないかな。

えーと、これも余話ですが、“処女作という言葉があるが、男性が書いても童貞作とは言わないのはなぜか”なることを平野啓一郎さんが呟いていて、まあ処女作という言語は翻訳語でかな、ほんと、平野啓一郎サマご指摘の通り、処女作、ってふと気づくと気持ち悪い言葉だね。

そして、その後、私は「幻の声」「紫紺のつばめ」「さらば深川」に続いて「さんだらぼっち」「黒く塗れ」と読み進みましたぜ。未読の6作目は「君を乗せる船」ですぜ、タイトルよろしいでしょう!

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