君の名前で僕を呼んで

http://cmbyn-movie.jp/
監督 ルカ・グァダニーノ
出演 ティモシー・シャラメ アーミー・ハマー

1980年代、北イタリアの避暑地、少年と青年のひと夏の恋。
観始めてしばらくは、その景色、大学教授の家で研究を手伝いながら夏を過ごす青年、ピアノを弾く少年、なんだかなあ、いかにも絵に描いたような、と、くすぐったい気分だった。昔々、友人から借りて見た、おそらくゲイの画家によるものであるだろう男の裸を描いた画集の色彩を思い出した。あれもイタリアだっただろうか。
イタリアの避暑地だものなあ、男も女もまあ露出度の高いリゾートファッション。

音楽にしか関心無いの?17歳、その時代にはオタクという言葉は無かったけれど。そして今だったら30歳ぐらいに見える、24歳長身の大学院生。
いつから?はじめからそうだったの?

80年代なので、まだまだマイノリティである性の世界。だけど、イタリアやフランスだと、許容度が高かったのかな?両親の理解が素晴らしい。同性愛と異性愛というものはそんなにくっきりした線引きがあるわけでは無く、案外ふっと越える体験を持つ人は少なくないかもしれない。必ずしも両性愛の人と言うことでも無く。

とは言え、今の時代、上質な恋愛映画というのは、このくらいの縛りがあるシチュエイションでしか描けないのかもしれないなあ、と、思う。恋に落ちる、ということを描いた秀作。

終わり近くの、父親の言葉が染みるよ。

それにしても、イタリア語・英語・フランス語と、普通に会話する人達、かつ、ドイツ語で書かれた詩を翻訳しながら読んでくれるお母さん…はあ。

青春の恋愛ドラマも中年不倫ドラマももう結構です、と普段思ってしまう私だけれど、良き作品でございました。風景も音楽も。

 

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