ダンガル きっと、つよくなる

http://gaga.ne.jp/dangal/
監督・脚本 ニテーシュ・ティワーリー
出演 アーミル・カーン ファーティマー・サナー・シャイク サニャー・マルホートラ

アーミル・カーンを知ったのは2009年制作の映画「きっと、うまくいく」で、日本では数年遅れて公開されたその映画の中では大学生の役だった。1965年生まれと言う実年齢を知って驚いたものだ。
で、この映画では若い時から白髪の目立つ年齢までを演じているが、その見た目の変わり様、体型の変化に驚く。凄い俳優だ、アーミル・カーン。
彼が演じる父親は、かつてレスリングの国内チャンピオンだった。世界に出るチャンスが無かった彼は、息子にその夢を託そうとするが、生まれたのは娘ばかり。夢をあきらめた彼だったが、ある日娘二人が男の子をボコボコにやっつけて帰ってきた。それをきっかけに、娘たちにレスリングを教える。インド初の金メダルを獲るために。

インドの田舎の話だ。我が日本の女性の地位も先進国水準に遠く及ばないが、そこはインドだ。はるかに厳しい目にさらされるだろう。娘たちも、厳しい指導を嫌がる。が、ある日、友達があなたのお父さんはいい父親だ、と言う。自分は14歳になったら顔も知らない男に嫁に行かされるだけだと。
そして、娘二人、金メダルを目指して頑張り始める。
子役の子たちも、育ってからの娘たちも、レスリング未経験なのにトレーニングを積んだというからまあ大変。とんでもない根性。

結果、本当に強くなり、強化選手として別のコーチのもとに集められ、父親の教えは忘れろと言われてしまう。
このところ、日本ではまさにその女子レスリングに関するパワハラだとか、大学アメフトのパワハラがニュースになったところだから、リアルな問題として感じられることがいろいろ。

観終わって、ダンガルダンガル♪と帰り路に口ずさんでしまった、痛快なお話、実話が元になっているのだそうで、またびっくり。

 

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