ガンジスに還る

http://www.bitters.co.jp/ganges/
監督 シュバシシュ・ブティアニ
出演 アディル・ フセイン ラリット・ベヘル

ある日、父が自分の死期が近いことが分かったと言う。同じ夢を何度も見るのだと。だから、ガンジスのほとりのヒンドゥー教の聖地バラナシに行くと主張する。その決意は固く、息子が付き添って『解脱の家』に行く。そこには最長15日滞在できる、解脱つまり死を迎えるための宿である。
父はそこで周りの人々となじみ、穏やかに解脱に向かおうとしているが、息子は携帯で仕事の連絡をしなければならないし、顧客を失いたくない、帰りたい。

その宿は15日間が期限のはずだが、なぜか夫と共にそこに来たけれど、夫が先に往き、残されたまま何年もそこにいる女性とも知り合う。

うらやましい。死期が自分でわかる、ことがあるとしたら。医療の発達によって寝たきりでも長らえる、この時代に。

親子の、というか父とそのほかの家族の、さまざまな思いのすれ違いやずれ、あるいはずれながら通い合う時。
良い解脱への道でございました。

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