クロワッサンで朝食を

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クロワッサンで朝食を監督・脚本 イルマル・ラーグ

出演 ジャンヌ・モロー ライネ・マギ パトリック・ピノー

朝食はクロワッサンと紅茶、という老婦人が主役で、この日本語タイトルになるわけですが、なんだかねえ。見え見え。原題はパリのエストニア人 のようです。

ジャンヌ・モロー 1928年生まれだそうです。この人でなければ演じられなかったんじゃないの?と思われる気難しい、我儘な、恋多かった、孤独な、老女。

自国エストニアを出てパリで老女の世話をすることになった、もとは老人ホームで働いていた経験がある中年女性。老母を二年間介護し、みとったばかり。彼女がスーパーで買ったクロワッサンなどプラスチック呼ばわりする老女なり。そりゃそうだよ、私だってあんまりそんなぺちゃんこなクロワッサン食べたくない、と内心つぶやく私でありました。エストニアは日本と同じく部屋では靴を脱ぐんだって。知ってた?

少しずつ分かってくる事情、老女の息子かと思った人物は実はかつての愛人で、彼女が店を持たせてやったということで。

老女という表現は失礼かと思います。部屋の中でもシャネルの服・じゃらじゃらネックレス、それがよく似合う。

私事ですが、さっきもパン屋さんで“お母様はお元気ですか?”と聞かれたところ。骨折する前の母を連れて、よく行っていたので。近いお店だけれど今はもう連れて行くのは無理になりました。そういうことを聞く人は、自分も介護経験がある人です。いや、この映画では介護ではなく、あくまでも家政婦ですが。高級アパルトマン暮らしですが。

見終わって、前の席のご夫婦らしい人たちが、で、この先どうなるのか、結論が出ていない、中途半端だ、というような会話をなさっているのが聞こえました。はあ、孤独を知らない人たちなんだろうなあ。もしくは数学的な、答えがちゃんと出るものがお好きということか。

とにかく、ガーデンズシネマがこんなに人で埋まっているのを初めて見ましたよ。それだけ良くできてる映画です。いい女優たちです。ジャンヌ・モローを見るだけでもいい。80代半ばでこんなに格好よくいられるものとは。

監督は長編映画監督デビュー作で、ロカルノ国際映画祭のエキュメニカル賞に輝いた、のだそうです。

コメント (2)

atcon2013年9月26日(木曜日) at 9:55 PM

この前、同年代の人ならたぶんご存知の、デヴィッド・マッカラムが、現役で今もテレビに出ているって知って驚いたばかり。
デヴィッド・マッカラムは80歳。そのドラマ(ネイビー犯罪捜査班)をBSで何度も観ているのに、私はまったく気が付かなかった。
ジャンヌ・モローは85歳ですって?凄い!
「我儘な、恋多き女」という人生に、ちょっと憧れないこともない、、、

aar2013年9月27日(金曜日) at 8:35 AM

おお、イリヤ・クリヤキン!
ロバート・ヴォーンのほうはちらちら何かしらで見かけたきがするけど。

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