セブンシスターズ 「蘭の館」「影の歌姫」

著者 ルシンダ・ライリー
創元推理文庫

アイルランド生まれでイングランドで女優として活躍していた著者なのだそうだ。

血のつながらない6人姉妹、世界のあちこちから彼女たちを連れてきて、不自由ない生活を与えた養父が突然亡くなった。湖のほとりの館に集まる娘たち。プレアデス星団にちなむ名前を付けられた彼女たちに、天球儀に刻まれたそれぞれの名前と、座標が残された。それが出生地につながるものらしい。
長女マイアの座標は、リオ・デ・・ジャネイロにある蘭の館を示していた。
曾祖母の悲恋の物語、現代の進行形の物語、時代がくるくる代わるので初めは戸惑う。が、一気読みさせる物語。そういうのをページターナーと言うのか。

『蘭の館』上下巻を読み終わって、あれえ?養父の事とかなんにも情報が無いままだし、なにこの中途半端感!怒るぞ、と思ったらこの話は姉妹分ずっと続くのだった。
『影の歌姫』次女アリ―の物語。フルート奏者としての才能に恵まれながらヨット選手になったアリー。大切な人を続けて亡くすことになる彼女の舞台は、ノルウェー。音楽家のルーツが明かされていく。これも上下巻。

さて?まだまだ養父パ・ソルトについては何もわからないまま。本当に死んだの?と言うぐらいに何も明かされず。
そして、翻訳はここまでしかでていませーん。6人姉妹ですが、セブンシスターズ、なので7人目はどうなっているのか?
80年~90年代には欧米の贅沢な生活の出てくる「小説あったなあ、画家と女優の間に生まれてデザイナーになる女性、あの小説は何だったかなあ…。
とにかく、早く続きを出版してくださいませ。世界的ベストセラーだそうです。

コメントをどうぞ

コメント(*必須)

CAPTCHA


*