ミナリ

監督・脚本 リー・アイザック・チョン
出演 スティーヴン・ユァン ハン・イェリ ユン・ヨジョン

ミナリとは韓国語で芹のこと。
1980年代、韓国からアメリカに移民としてやってきた家族。農業で道を開こうとする夫、アーカンソーの広い土地とトレーラーハウスを見た妻は、話が違う、と言う。夫婦共にひよこの雌雄を判別する職場で働く。
息子は心臓に問題を抱えていて、子どもたちの世話のため韓国から妻の母親を呼び寄せる。子供に花札を教える、おばあちゃんらしくない、と孫から言われるあまりお行儀よろしくもない庶民のおばあちゃん。おばあちゃんは離れた水辺で芹を育てる。

広大な土地。井戸を掘って水を供給、トラクターで耕し、隣人の手助けはあるもののほぼ一人で
野菜を育てる。
井戸が枯れる。

狭い日本の片隅でそこそこの菜園をやっている私としては、その広大な土地は、魅力的なものとして映る。が、無理でしょ一人でその作業は。肥料はどうするんだろう、など思うよ。

息子の心臓が良くなってきてるんだよね、それって今の環境が向いてるってことでしょ、そこへさあ・・・と、ちょっと思うが。夫の側、妻の側、どちらに肩入れするにせよ、イラっとする場面あれこれ。

そして事件が。

おばあちゃんを演じるユン・ヨジュンさんはドラマで見慣れた女優さん。

好きな映画でした。様々な映画祭で受賞、さて、アカデミー賞前夜です。
基本、美形も出ないし淡々と生活が進む、という作品なので、退屈する人がいるのはわからないでもない、というところ。

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