バッカスレディ

監督 イ・ジェヨン
出演 ユン・ヨジョン ユン・ゲサン
iうという
「ミナリ」でアカデミー賞助演女優賞のユン・ヨジョン主演。
バッカスって韓国では有名な強壮剤の名前であるらしい。そして、バッカスレディとは何?高齢者を相手に春を売る、決して若くない女性のことですと。そういう交渉がどこぞの公園あたりで行われているらしい、現実にも。
韓国では年金制度が整ったのが90年代であると、先日テレビを見ていて知った。全く年金を受け取れない人がかなりいるのだと。そういうこともあるのだろうな。
そして、この主人公はその道において優れたテクニックを持つらしい60代後半か、という女性。

こんな映画を作れる、またこんな映画に主役として出演する女優さんがいる、というのが韓国だと思う。今やアカデミー賞のステージに上った女優であり、テレビでは普通のおばさん役でしょっちゅうお目にかかっているユン・ヨジョンさん。ベタッと下品になりそうなところを、細身の身体で淡々と演じているので、そんな人生もあるかと受け止めてしまう。

日本にだって、90年代半ばまで、《横浜のメリーさん》と呼ばれる白塗り白いドレス姿の老娼婦がいると、マスコミで紹介されたものだった。日本では米軍の軍人相手の女性と言うのは生きていてもかなり高齢になっているはずだが、朝鮮半島では米軍との関わりがもっと後々まで深かったのだから、始まりはそこだった、混血の子供をアメリカに養子に出した、という話がこの年代にも続いているのだ。

なかなかに露骨な状況が描かれるのだが、GYAOで観られます、興味があったらどうぞ。

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