環と周
著者 よしながふみ
出版社 集英社
ゲイカップルの『きのう何食べた?』、男女の役割が逆転する『大奥』のドラマ化は観ていて、気になっていた、原作マンガ家、よしながふみ。
いろいろな時代の環と周の話です。よしながふみ と表紙裏にある。
第1話は、娘が、女の子とキスしているところを見かけてしまった母親、と、その夫。第2話は大正時代かな、女学校のクラスメート。第3話、独身で看護師だった女性が死を間近にして小さな男の子と知り合う。ネグレクト?第4話戦後の混乱期。自死しようとした男と、それを助けたかつての上官。最終話、江戸時代、幼馴染として育った二人。仇討ちのため再会し。
あちこちの書評で見かけた通り、とても良い作品です。
16年ぶりの新作なんだって。よしながふみ という名前は、吉永小百合と檀ふみからとったペンネームだとウィキペディアが言っている。それはそれは。
テレビは面白くないから要らない、とコロナ禍からテレビなしの生活をしていましたが、昨年の11月にNHKオンデマンドに加入しました。NHKのドラマは面白いです。科学もノンフィクションも
先月から「大奥」も見始めてマルっと嵌ってしまいました。ただ単に男女を入れ替えましたって話じゃなくて、歴史も興味深いし見応えあります。
漫画家さんって絵が描ける上に、ストーリーを考えて、セリフを考えて、読む人の脳内で映画を見せてくれる。凄い才能だなあとつくづく思ったりしています。
あの『大奥』は本気のドラマ作りだったね。仲間由紀恵が大女優扱いされてるのヘンと思っていたけど、怖!だった。
NHKはEテレが面白いのだけど(視聴率が高くないだろうところで大胆発言している)、なんだか電波の関係だか経済の面だか無くなるかも、な話なのはいやだな。
昔々の有名女性漫画家さんで、絵は抜群にうまいけどストーリーがあまり、なのでストーリーは別の人が担当している、みたいなことを目にしたことがあります。