楽園のカンヴァス
新潮文庫
表紙裏の著者のプロフィール、関西学院大学文学部日本文学科および早稲田大学第二文学部美術史科卒業、マリムラ美術館を経て、森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され、・・・う、うらやまし過ぎる経歴でございます。
第一章は、2000年の倉敷。主人公早川織絵は、大原美術館の監視員。高校生の娘を持つシングルマザーである。親の仕事の関係で、フランスで過ごした時期があった。ある日、学芸課から呼び出され、思いもかけないことに。
ニューヨーク近代美術館MOMAがビルを建て替える間、アンリ・ルソー代表作のひとつ『夢』を日本に呼ぶ計画があり、その打診をしたところ、MOMAのチーフ・キュレーター、ティム・ブラウンが、オリエ・ハヤカワを交渉の窓口として指定してきたというのだ。
第二章からは、1983年のニューヨーク、そしてバーゼルを舞台に、ルソーの絵画(『夢』とそっくりの『夢をみた』)の真贋を判定するために、ティム・ブラウンと織絵は、コレクターの老人に呼ばれていた。
油絵を描いたことがある人なら、前に描いたものの上に別のものを描くことはほぼみんな経験しているだろう。そういえば、私の身近なところで、従姉の描いたキャンバスをその甥が再利用するという話が出ていたんだった。それが誰のどんな作品の上に?本当に?というところが・・・。
ほーお、という展開ではあるのだ、が、ミステリーと言うにはちょっと弱いかな。
http://matome.naver.jp/odai/2135955626248173201ここに、『楽園のカンヴァス』に出てくる絵画のまとめ というのがあります。参考にどうぞ。
MOMAにはなかなか行けないけれど、倉敷の大原美術館に行きたくなりました。行ったこと無いんだ。
MOMAももちろん行ってみたい。まずはスピードラーニングから始めなければ。。。
国内なら川村記念美術館にも行きたい。マーク・ロスコの絵をナマで見てみたい。
って、ずいぶん前から言っていることなんだけど、、、、今のところ、千葉すら行けない。
スピードラーニングの効果が認められたらお知らせください。